お買いもの:レイコフ+M・ジョンソン『肉中の哲学』

意識には到達できないニューラルな過程に分け入って、概念や推論の構造を明らかにし、メタファーが脳内に実体化される機序を解く。これら身体化された経験がマインドと身体を分離させるのだ。この分離の上に全哲学は展開される。それにもかかわらず肉に埋め込まれたマインドは「世界の肉」から分離できない。ポストモダン哲学以降の新しい哲学が始まる。

させるのだ、といわれても困る。
2004.10.16.発売。

著者の言葉訳者のことば
精神生理学を作り直さないと、もう間に合わない。その基盤整理にこの本は大いに役立つ。

なにに間に合わないのか。