夕食。リクールとハバーマスの紹介本。またつまらぬものを読んでしまった。
批判的解釈学―リクールとハーバマスの思想 (叢書・ウニベルシタス)
- 作者: ジョン・B.トンプソン,John B. Thompson,山本啓,小川英司
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 1992/12
- メディア: 単行本
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ってのが...
基本的な構図は、論理実証主義の解体 -のあとで/とともに- 出てきた日常言語学派のどこが駄目か、リクールとハバーマスのどこが偉いかを対照的に描いて見せることで*、できている。
そこでの「偉いか否か」の判断基準が「日常生活を批判できるか否か**」なので、議論は出来レースになるに決まっておるわけですが。
まぁ浜の真砂の尽きるまでがんばっていただきたいものであります。
* 加えて、リクールとハバーマスの駄目なところも指摘して、将来における俺様理論の登場を待て、と閉めることで。
** たとえば、「日常生活の解明的な理解が どれほどちゃんとできるか」といったことでは決してないのだった***。
*** したがって、このテの論者には、たとえば「記述的・解明的な理解はどのように批判に資するか」てな問いは思いつくことすら出来ないものとなる。 ‥‥いわゆる〈外の思考〉というやつですか。
** たとえば、「日常生活の解明的な理解が どれほどちゃんとできるか」といったことでは決してないのだった***。
*** したがって、このテの論者には、たとえば「記述的・解明的な理解はどのように批判に資するか」てな問いは思いつくことすら出来ないものとなる。 ‥‥いわゆる〈外の思考〉というやつですか。
ひょっとして「批判理論」なひとたちって、「批判-の-経済効率*」を なによりも優先させているのではないかしら?
、という質問を思いついてみたよ。
* どれくらい簡単に=最短距離で「批判」という語を口にすることができるか、とか。どれくらい簡単に・最短コストで 自分を「批判的な人」としてプレゼンできるか、とか。そういう効率重視・コスト重視の姿勢がありませんかね。偏見(=先行了解)ですかそうですか。