お買いもの:ラクロ『危険な関係』(1782)

800円にてげと。

砲兵士官ラクロ(1741‐1803)が七年間駐屯した南仏一小都市での見聞を素材として,大革命前のパリ社交界に渦巻く悪徳と退廃を描いた書簡小説.当時,世人は作中人物が,「実物に似すぎている」ことに眉をひそめつつ,しかも熱狂的にこの小説を愛読したという.フランス心理小説の最高傑作の一つ.

角川文庫で、あたらしい訳。

あと、

にも所収(岩波と同じ訳者)。ほかに新潮文庫版や河出版などもある。