涜書:ミンツバーグ『人間感覚のマネジメント』

昼食。ぱらぱらと。

人間感覚のマネジメント―行き過ぎた合理主義への抗議

人間感覚のマネジメント―行き過ぎた合理主義への抗議

たいへん感慨深い。
ミンツバーグの研究人生を網羅する主要な論文が収められており、初期のすばらしいエスノグラフィー的研究から、後の「アングロ=サクソン的経営」に対する呪詛・「右脳が…」「直感が…」「システムではなく人間が…」といったうわごとのようなアジテーションへ──そして自らDQNアトラクターへ‥‥──と どのようにして駆け抜けていったかを跡づけることができそう。
ちゃんとフォローしてみることは、けっこう重要な仕事になりうるかもしれない。


訳者あとがきは目眩のする逸品。原著とまるで関係ないタイトル一発で「電車の中で読めない本」にしてしまう出版社ってすごいなぁ と思っていたら、どうやら訳者がDQNだからのご様子