お買いもの(思案):岡本・鎌田『属人思考の心理学』

属人思考の心理学―組織風土改善の社会技術 (組織の社会技術3)

属人思考の心理学―組織風土改善の社会技術 (組織の社会技術3)

今日のポイント:

    • 【偉い人の法則】 ふつうに自己記述すると それが自然に自慢となっている。

出版社/著者からの内容紹介

企業・組織の不祥事のいちばんもとは、組織風土である。不祥事体質を、「人」中心に思考をしすぎる思考の風土であると考え、それを「属人風土」と名付けた。社会心理学的な実証研究の結果、実際に、属人風土の強い職場では組織的違反が多く発生していることがわかった。本書はその知見にもとづいて、自分の組織の風土、また、幹部としての自分の思考形態を振り返ろうという人、組織風土刷新を考える人のための著書である。根拠となる研究は、文部科学省直轄の「社会技術研究」の中核研究のひとつであり、豊富な分析手腕と豊富な研究資金により、説得力あるデータが提示されている。

著者からのコメント

社会技術研究の社会心理学研究グループの成果を5巻シリーズで出版しますが、そのひとつです。属人風土の測定は、世界に先駆けて私どもが確立した社会科学の手法です。

著者について

岡本浩一は、東京大学社会学博士を取得した社会心理学者。リスク心理学を専門とし、JCO事故や東電シュラウド問題などで事故調査委員などをし、研究・事故調査ともに豊富な経験を有している。
鎌田晶子は、日本大学で博士を取得した心理学者。発達社会心理学から組織心理学までを守備範囲とする。岡本は、社会技術研究開発センター社会心理学研究グループのリーダー、鎌田は、その専門研究員からサブリーダーとなった。