ウェクスラー『ウェクスラー家の選択』

夕食後半。再訪。

ウェクスラー家の選択

ウェクスラー家の選択

[p.264]

サンルイス?バランキータス


この邦題はいかがなものか。この本が、もっぱら家族の話をしているかのような印象を与えられてしまうよ。
訳者あとがきにはこんなくだりがあって、こういう↓「希望」が為さしめた「選択」なの _か_も_ しれないけれどさ:

 本書の内容の一部は、著者と訳者の議論の下で、日本の読者に向けて改定を行っている。[‥]
 これらの作業は、翻訳者が一方的に行ったものではなく、著者と翻訳者の同意の下で行われたことを明記しておきたい。というのも、本書の翻訳と海底に当たっては、遺伝病と向き合うことになった家族の葛藤を、そして新しい遺伝学と退治する遺伝病当事者にとっての当事者組織の役割を、日本の読者にできるだけ正確に理解してもらいたいという、著者と翻訳者の強い希望があるからである。

原題は次のとおり。こちらは内容を簡潔かつ的確に表現している:

  • Mapping fate - a memoir of family, risk and genetic research

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