2013-02-14

読書会があると聞いて。

Ｓｈ．哲学の最先端
現代なお議論されている哲学の諸問題を、独自の角度から切り込んでいきます。さしあたり、テキストはカッシーラーの『実体概念と関数概念』（邦訳、みすず書房）を使います。本書を準備できない場合は、コピーしたプリントを配ります。講師は塩谷賢先生。
http://gido.ph/

連続講義があると聞いて。

第一回: 1月17日(木) 18:30−20:30　

ハイデガーの技術論の萌芽（1928-1937年）
ハイデガーの技術論の生成を検討する。『存在と時間』における技術の問題、第二次世界大戦の体験とエルンスト・ユンガーの論考『労働者』のハイデッガーの技術論への影響等を検討する。

第二回: 2月14日(木) 18:30−20:30　

ハイデガーの技術論の展開（1938-1946年）
「立組」Ge-Stellや「用象」Bestandなどの概念で展開されるハイデガーの技術論を90年代に接近可能となった『哲学への寄与論考』、『存在の歴史』を踏まえつつその全体像を捉える。

第三回: 3月7日(木) 18:30−20:30　

ハイデガーの後期の技術論（1949年-）
ハイデガーの戦後の技術論展開を概観する。またハイデガーの「技術論」に対してくわえられる批判を検討しつつ、この技術論が現代に生きる我々にとって持つ意義を確認する。

呂律 / a mode distinction