エリー・デュリング(2014)「レトロ未来」

2014年5月22日に早稲田大学で開催された講演の記録。
「ご本人の説明によれば、アルザス系の姓であり…フランス語では長音ではなく、最後のgも発音しない」だそうです。

  • エリー・デュリング(2014)「レトロ未来」 新村一宏訳, 表象・メディア研究 5, 1-29, 2015, 早稲田表象・メディア論学会
    https://ci.nii.ac.jp/naid/40020422921

引用

訳者あとがき

日本のいわゆるサブカルチャーと称されるような領域にも精通していて、日本人である筆者が驚かされることもしばしばあった。若干の個人的エピソードを付け加えるならば、あるとき、新しい『ポケットモンスター』のソフト内で操作しポケモンにお菓子を食べさせられる機能をお見せし、「これは新しい形態のイメージではないか」と申し上げたところ、先生はとても興味深そうにタッチペンを動かされながら即座に「これは、食べさせすぎると『たまごっち』のように病気になってしまうのだろうか?」と聞き返されたことが記憶として残っている。

文献

借りもの:ワインスタイン(1971→1973)『行動科学派の政治理論』/H・D・ラスウェル(1948→1954)『権力と人間』

『権力』講義用。

行動科学派の政治理論 (1973年) (政治科学シリーズ)

行動科学派の政治理論 (1973年) (政治科学シリーズ)

権力と人間 (現代社会科学叢書)

権力と人間 (現代社会科学叢書)

  • 訳者はしがき
  • はしがき
  • I 政治理論
  • II 政治システムの諸理論
  • III 政治サブシステムの諸理論
    • デーヴィッド・B・トールマン
    • ハーバート・A・サイモン
    • ピーター・M・ブロウ
    • ハインツ・ユーロウ
  • IV 政治的影響力の諸理論
    • ハロルド・ラズウェル
    • ロバート・ダール
  • V 現代デモクラシーの諸理論
  • 書中の学者寸描

『行動科学派の政治理論』

IV 政治的影響力の諸理論:ハロルド・ラズウェル

174 「誰が・何を・いつ・いかにして手に入れるのか」という問いの分解

  • どのような目標価値が求められるべきであるか
  • 価値実現の動向はどうなっているか
  • この動向を条件づけるのはいかなる要因か
  • どのような予測が将来の発展の可能な進路を特徴づけるか
  • いかなる政策選択が価値の最大の正味の実現をもたらすか