進化学は『物語り』ではない

恒例、三中信宏@農業環境技術研究所#さんの書評。

  1. (自然)科学(のwork)を、「演繹的・法則的説明」に強く関連づける規定は狭すぎる
  2. 「物語り」という概念は、「進化学」を規定・記述するのにユルユルすぎる
  3. (1)→(2)の飛躍が大きすぎる

とだけ言えば批判できるのに、なにも「相対主義」なるコトバを持ち出さんでもよいのでは。(しかも「相対主義」を怪物扱いするのは「相対主義」の持ち上げ過ぎ。)
相対主義」のような 適切な反対概念を欠いた*1ユルユルの概念を持ち出して、「あんたはユルユルだ」といってみても、第三者には「どっちもユルユルだなぁ」と見えてしまうわけで。

*1:ここで、論者の双方とも「絶対主義」を主張しているわけではないのだから。