1000円。
- 加藤秀俊、『人生にとって組織とはなにか』、中公新書、693円、190頁、中央公論社、ISBN:4121009851、1990/09
100円。
本書は、伝統的地縁・血縁社会から近代的"社縁"社会への転換のなか、〈会社〉を中心に組織の歴史をたどり、組織と組織人の諸相を分析、組織と人間のさわやかな関係を模索する。
- 序 章 組織人のつぶやき
- 第1章 社縁人間の誕生
- 第2章 組織の時代
- 第3章 建築としての組織
- 第4章 組織人間の諸相
- 第5章 不安の解析
- 第6章 流動化する組織
- 終 章 人生にとって組織とはなにか
「さわやか」て....。
- 間宏、『経営社会学:現代企業の理解のために』、2,940円、319頁、有斐閣、ISBN:4641075948、新版、1997/05
1500円。
巨大な影響力を持つ日本の企業の実態を、文化論的な視点も取り入れて多角的に解説する。好評を博したユニークな入門書を、90年代の新しい環境変化を踏まえて全面的に改訂した。
- 武田晴人、『談合の経済学:日本的調整システムの歴史と論理』(集英社文庫)、560円、325頁、集英社、ISBN:4087470911、1999/11
常に繰り返されるゼネコンと政治家の癒着や、日米構造協議の争点となった公共事業における指名入札問題などでクローズアップされた"談合"。談合とはいったい何か。それはなぜ生まれ、どのようにして日本の企業社会に定着したのか。競争=善、談合=悪といった是非論を離れ、"談合"という日本的調整システムの本質を、その成立の歴史と具体的な事件の分析から論じる。
第1部 談合の政治経済学
- 談合とは
- 入札制度と談合
- 調整の構図と不正の構図
第2部 談合の事件史
- 請負業の成立と入札制度の導入
- 談合の横行
- 揺れる司法判断と談合
- 確信犯たち
あと事例研究いろいろ。