曖昧さのひとつのかたち

ニクラス・ルーマン『社会の芸術』[asin:4588099574] の参照文献群の一つ。
所蔵場所に関する記憶が曖昧です。

  • Wiliam Empson, Seven Types of Ambiguity (London 1930, 2nd ed. 1947, 3rd ed. 1963)

必死に探索中。



発見。(所要探索時間2時間40分)

目次

  • 第一の型の曖昧は細部が同時に数個の方法で効果をもつ時に起こる
  • 第二の型の曖昧においては、二つあるいはそれ以上の可能な意味が一つの意味の中に完全に解消される
  • 第三の型の曖昧の条件は、一見結びつきのない二つの意味が同時に与えられていることである
  • 第四の型においては、複数個の可能な意味が結びついて作者の中の複雑な精神状態を明らかにする
  • 第五の型は、偶然上手く出来上がった混乱である
  • 第六の型においては、述べられていることが矛盾していたり不適切であったりして、読者は自分で解釈を考え出さざるを得ない
  • 第七の型は、完全な矛盾の作る曖昧であって、作者の心の中の分裂を示す
  • 曖昧が価値あるものとなる条件と曖昧を把握する手段についての一般的考察

探すのに疲れた。読むのはあした〜。



被参照箇所:chap02 VI (47)、chap03 V (60)
2章での参照は、インガルデンとの並記(インガルデンは「現象学的分析」の、エンプソンは「言語分析」の例として):

ところでこの本、インガルデンは出てくるが、──そのインガルデンをパクっ(って御大ご本人から「それ間違てーるよ」と逆襲され)た──ハルトマンは出てこないっすなぁ。それはそれで謎。なぜだろう。ま、いいけど。

3章での参照は「ニュークリティシズム」へのコメントの中で。並んで「ニュークリティシズム」批判の概観を与えるものとして ジョナサンカラーの著作が参照されているが、こいつは邦訳がないなぁ。

  • Jonathan Culler, Framing the Sign: Criticism and its Institutions, Oxford 1988, ISBN:0806121270
つーかググってみたら「邦訳予定」って書いてあるんですがw?
  • http://www.inscript.co.jp/tatumi/t1%20Culler.htm
つーか な ん だ こ の ↑ 読 み に く い 文 章 は。