http://wwwsoc.nii.ac.jp/jasp/congress.html
- 2006年9月30日(土) 14:15 〜 17:15
- 京都府立大学 合同講義棟3階 第7講義室
シンポジウム趣旨
今回のシンポジウムは、昨年度に続き、日本における「社会的排除」の構造を実証的・理論的に明らかにすることを目的としている。昨年度は「貧困」という論点を中心に、それがいかにして不可視化されてゆくのかのメカニズムの解明を主要課題としていた。今回は、「教育」あるいは「福祉」という具体的な制度的フィールドにおいて、「包摂」を意図した近年の制度改革が、現実的には新たなる「社会的排除」を生み出しつつある現状を実証的データに基づいて提示いただくと同時に、こうした事態が社会病理学・社会問題論にいかなる問題を提起しているのかを検討することを目指している。