ひとさまからお借りした本をありがたく拝読するスレm_(. _ .)_m
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面白かった。
が、こんなところ(?)で社会学者──エリアス──の名前を見ることになるとは思わなかったよ。
むろん、エストライヒ以前にも、新ストア主義あるいはストア哲学の復活の意義を強調した学説がなかったわけではない。とりわけ、ヴィルヘルム。ディルタイ、フランツ・ボルケナウ、エルンスト・カッシーラーはいずれも、その近代世界への過渡期における重要性を強調している。しかし、それらはいずれも認識の時限に問題が限定され、倫理と軍事と国家との内的な結びつきを総体としてとらえ、その戦場で新ストア主義の歴史的意義を指摘するというものではなかった。これに対して、エストライヒは、人間の精神構造と国家構造との結びつきを軍事を媒介として明らかにしようとしたのである。[p.90]
勉強になります。