2016-06-27 大浦 康介編(2013)『フィクション論への誘い』 lecLuhmann KdG 『社会の芸術』解読、準備。 フィクション論への誘い―文学・歴史・遊び・人間作者: 大浦康介出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2013/01/11メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見る まえがき 序論 フィクション論の問題圏(大浦康介) ? フィクションの諸相 1 虚構のなかの遊び ― 瓢箪からコマの出る話(近藤秀樹) 2 透明人間の夢 ― SFと〈本当らしさ〉(大浦康介) 3 「道に沿って持ち歩く鏡」のたくらみ ― メタフィクション、信頼できない語り、その他の騙り(岩松正洋) 【コラム1】テーマパークの虚構体験 ― ディズニーランドとUSJの場合(小柏裕俊) 【コラム2】フィクションをめぐるテロ、脅迫、訴訟事件(大浦康介) ? フィクション論の新たな地平 4 痕跡・記号・運動 ― 実写フィクション映画の存在論(石田美紀) 5 あなたは誰? わたしはどこ? ― 歌謡曲のフィクション論のために(久保昭博) 6 プロレス、あるいは虚実の間(師 茂樹) 【コラム3】ありえたかもしれない音楽、または、三拍子の起源(三輪眞弘) 【コラム4】男装女装はフィクションか?(小柏裕俊) ? フィクションと歴史叙述 7 語(騙)り継がれるカティリーナ ― 「共和政末期の没落」をめぐる歴史叙述とフィクション(鷲田睦朗) 8 フロイトの「歴史小説」 ― 『モーセという男と一神教』草稿序文を読む(小森謙一郎) 9 歴史叙述と「想像力」 ― 戯曲を素材に(小関 隆) 【コラム5】近代日本と神武建国物語(高木博志) 【コラム6】「義士」と「義民」の誕生(岩城卓二) ? 原理的問いかけ ― 現実、表象、語り 10 ヴァーチャルリアリティーはフィクションに何をもたらすか(塩瀬隆之) 11 フィクションについて精神分析は何を語れるか ― フロイト/ラカンの観点から(立木康介) 12 語る行為の存在論(河田 学) 【コラム7】心理学的観点からみたフィクション能力の獲得(大山泰宏) 読書案内 ― フィクション論の基本文献 ケーテ・ハンブルガー『文学の論理』〔一九五七〕(久保昭博) ロジェ・カイヨワ『遊びと人間』〔一九五八〕(近藤秀樹) ジョン・R・サール「フィクション言説の論理的ステイタス」〔一九七五〕(大浦康介) トマス・G・パヴェル『虚構世界』〔一九八六〕(河田 学) ケンダル・L・ウォルトン『ごっこ遊びとしてのミメーシス』〔一九九〇〕/グレゴリー・カリー『映像と心』〔一九九五〕(河田 学) ジェラール・ジュネット『フィクションとディクション』〔一九九一〕(大浦康介) マリー=ロール・ライアン『可能世界・人工知能・物語理論』〔一九九一〕(岩松正洋) ジャン=マリー・シェフェール『なぜフィクションか?』〔一九九九〕(久保昭博) http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=1582