- 作者:津城 寛文
- メディア: 単行本
- 津城寛文(1990)『鎮魂行法論―近代神道世界の霊魂論と身体論』春秋社
はじめに
- 日米で「死後生命、死後世界、霊の存在を信じるか」というアンケートを取ると五分五分か、信じる方がやや多い、という結果を得る。
- 1982年のアメリカの調査では、2/3の人が死後の世界を信じており、23%が輪廻を信じている。
- 1999年の日本の調査では、死後世界を信じている人は51%、輪廻を信じている人は56%、霊の存在を信じている人は60%だった。
序章 「近代スピリチュアリズム」という事件──主題のスケッチ
1章 比較宗教学と近代スピリチュアリズム──ミュラーとモーゼスのニアミス
- ステイントン・モーゼス(1883→2016)『霊訓 前編』ゴマブックス
- ウィリアム・ステイントン・モーゼス - Wikipedia
- マクス・ミュラー『宗教学入門』 塚田貫康訳、晃洋書房、1990年
- 1873 ミュラー『宗教学概論』
- 1883 モーゼス『霊訓』
- ジャネット・オッペンハイム『英国心霊主義の抬頭―ヴィクトリア・エドワード朝時代の社会精神史』工作社
- リチャード・ヘンリ・ドラモンド『ケイシー・リーディングによるキリストの秘密』たま出版
- ミュラー説骨子:
- 宗教とは無限者の認識である
- 自然宗教は次の段階を経て発達する:
①物の背後に行為者を認める「物の宗教」
②人間の中に神性を認める「人の宗教」
③人間の自己と神性の同一性を認める「心の宗教」
- マックス・ミューラー『人生の夕べに』津城寛文訳、春秋社
- [56] スピリチュアリズムのミニマムな綱領
①死後の霊魂の存続
②霊媒による他界と現世の通信
2章 〈霊〉という主語──『霊訓』の対話から
- アラン・カルデック(1857→2006)『霊の書〈上〉―大いなる世界に』潮文社
- ケン・ウィルバー『アートマン・プロジェクト―精神発達のトランスパーソナル理論』春秋社 [asin:4393360028]
- アレキシス・カレル『4837905110:title』渡部昇一訳、知的生きかた文庫
- ニール・ドナルド ウォルシュ『神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)』サンマーク文庫