借りもの:津城寛文(2005)『〈霊〉の探究:近代スピリチュアリズムと宗教学』

  • はじめに
  • 序章 「近代スピリチュアリズム」という事件──主題のスケッチ
  • 1章 比較宗教学と近代スピリチュアリズム──ミュラーとモーゼスのニアミス
    • 1 マックス・ミュラーとステイントン・モーゼス
    • 2 『霊訓』の比較宗教学
    • 3「比較宗教学の先見性と自明性
    • 4 死後生命の個性をめぐって
    • 5 奇跡の扱いをめぐって
  • 2章 〈霊〉という主語──『霊訓』の対話から
    • 1 〈霊〉と名乗る他者
    • 2 守護霊という他者
    • 3 〈霊〉の解釈
    • 4 〈霊〉という主語の人間化
    • 5 「隠された力」と「霊の実在」

  • 3章 臨死体験が問いかけるもの──「マイヤーズ問題」の回帰
  • 4章 現代の輪廻神話──不可視の知性が語る倫理
  • 終章 近代スピリチュアリズムの帯域──神智学その他と対蹠して
  • あとがき

はじめに

  • 日米で「死後生命、死後世界、霊の存在を信じるか」というアンケートを取ると五分五分か、信じる方がやや多い、という結果を得る。
  • 1982年のアメリカの調査では、2/3の人が死後の世界を信じており、23%が輪廻を信じている。
  • 1999年の日本の調査では、死後世界を信じている人は51%、輪廻を信じている人は56%、霊の存在を信じている人は60%だった。

序章 「近代スピリチュアリズム」という事件──主題のスケッチ

1章 比較宗教学と近代スピリチュアリズム──ミュラーとモーゼスのニアミス

2章 〈霊〉という主語──『霊訓』の対話から