「過去の不確定性?」

なぜか眠れないので続きをやるよ。EMの重鎮シャロック先生たちによるハッキング『魂を書き換える』批判。

  • Sharrock. W. and I. Leudar, "Indeterminancy in the Past?", History of the Human Sciences, 15(3), pp. 95-115, 2002.

ところで「Indeterminancy」は「不確定性」と訳しといていいのかな。なにしろ「indeterminancy of translation → 翻訳の不確定性」という定訳があるので、ほかにやりようが無いですか。

不確定性原理」の英訳は「Uncertainty principle」だし落ち着かないよ私は...

「過去の不確定性?」

遅い昼食。なぜか眠いのに続きをやるよ。

  • Sharrock. W. and I. Leudar, "Indeterminancy in the Past?", History of the Human Sciences, 15(3), pp. 95-115, 2002.

イントロダクション。

まえに『魂』の書評をしたとき、「過去の不確定性」って話が面白い──でもこの話なんかヘンだ──って事に気がついた。書評でその話ばかりするわけにも行かないので そのときはやらなかったけど、改めてもう一本論文を書いて 議論してみるよ。

  • 【1】ハッキングは『魂』で、アンスコムの「記述のもとにおける行為〜意図の帰属」の話をしているね。これ、べつに「昔のこと」にだけあてはまることじゃない。まずその点を考えてみよう。
  • 【2】そうはいってもハッキングの扱っている歴史的な例は面白い。だから、それについても考えてみよう。
    検討すると、これも「歴史的なもの」に特殊な問題ではないことがわかる。
  • 【3】そして、それを踏まえた上で、ハッキングの議論のどこに問題があるか──それは(再)記述の時制の扱いにあると思うんだけど──、まとめてみることにしよう。

というようなことをたぶん言っている。。
てことで。構成はこんな感じになっている、という理解でいいですか:

  • (intro)
  • 【1-1】 The general problem
  • 【1-2】 Anscombe on intention
  • 【2】 Sexual harassment in the 1800s?
  • 【3】 Problems with tenses

インテンション―実践知の考察

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記憶を書きかえる―多重人格と心のメカニズム

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北田書評:サール『社会的現実の構成』

眠い...
俺がいちからコチークシュギを勉強するスレ。俺コチ。結局あまり勉強できませんでした(哀

  • 北田暁大, 1998, 「構築主義実在論の不可思議な結婚──J・サール『社会的現実の構成』をめぐって──」『Sociology Today』9:87-97.

再訪。