一緒に『パッシオン』を読んでいるK田さんに教えてもらった。
- 工藤庸子、『フランス恋愛小説論』、岩波新書、ISBN: 400430573X、1998/08、672円
恋愛はいかに書かれてきたのか。「明晰な心理描写」を伝統とする名作群から、『クレーヴの奥方』『危険な関係』『カルメン』『感情教育』『シェリ』をとりあげ、サロン、手紙、寝室の機能、プライヴァシーやジェンダーの成り立ちなど、作品の背後に広がる時代と、そこを源泉とする感情やふるまいの描写の妙を教える、新鮮な古典案内。
定価672円の本を600円で売る大胆な古書店をハッケソ。