夕食後半。

- 作者: 立岩真也
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/01/14
- メディア: 単行本
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(いろいろとある文章作法上の問題のうち あまりにも明白なのを挙げれば、)せめて主語くらいはちゃんと書いて欲しい。
著者の主張なのか、他人の主張なのか(さらには 批判したい主張なのか)、判断がつかず、周囲をもう一度読んで数秒後にようやく判明する、ということがよくある。というか、ありすぎ。
主語があっても──たとえば「われわれ」と書いてあっても──、それが誰を指すのか分からない、とか。
標準的なユーザビリティテスト*1には一発でひっかかる。ほかにも、文頭と文末が呼応してないとか。複数のものを列挙した時に途中で文が壊れてる、とか。いちいち引っかかってしまうので、ぜんぜん前に進まない。泣きたくなるよ。
これ、ひょっとして──「単に文体の問題」というだけじゃすまず──、ハナシを進めるのに 暗黙に前提にしているもの──したがってそれを承認するように*2読者が期待されている=あてにされているもの──が多すぎる、ということなんじゃないか‥‥ と疑ってしまう私♪