三戸『管理とは何か』から。
- 1939 The End of Economic man→『「経済人」の終わり―全体主義はなぜ生まれたか』
- 1942 The Future of Indstrial Man(社会論)→『新訳 産業人の未来―改革の原理としての保守主義 (ドラッカー選書)』 商業社会の次は産業社会ですよ。
- 〈所有と経営の分離〉(バーリ&ミーンズ、ディモック、バーナム)において、経営者は所有していないのだから経営者支配には正当性がない(!)=支配の正当性は所有に基づく(!)。
- GM時代
- 1946 The Concept of Corporation→『現代大企業論』(1996、下川訳、未来社) 北米でベストセラーに。経営学ブーム到来。
- 1950 The New Society, The Anatmy of the Industrial Order(社会論)→『新しい社会と新しい経営』(1971、現代経営研究会訳、ダイヤモンド社) 産業社会とはなんでしょう。
- 「経営者支配」についての考え方が変わる:
・所有制度(株式会社)からみると、支配を 所有から切り離して論じることはできない。
・企業体を中心にしてみると、株式は、社債や銀行借入とならぶ資本調達の一手段にすぎない。株主は投資家にすぎないのだから、株主による支配には正当性がない。(→経営者支配の正当化)
- 「経営者支配」についての考え方が変わる:
- 1954 The Practice of Management(管理論)→『新訳 現代の経営〈上〉 (ドラッカー選書)』『新訳 現代の経営〈下〉 (ドラッカー選書)』 「コーポレート・ガバナンス」論による経営者支配の正当化。
- 1957 The Landmarks of Tomorrow(社会論)→『変貌する産業社会』(1959、現代経営研究会訳、ダイヤモンド社) 「知識社会の到来」論。
- 1965 The Effective Executive(管理論) 「知識労働者」論
- 1969 The Age of Discontinuity(社会論)→『断絶の時代―いま起こっていることの本質』 日本でベストセラーに。 奥さん!切断ですYО!『知の考古学』出版年。
- 1974 Management--Tasks, Responsibilities, Practice(管理論)→『マネジメント 上―課題・責任・実践』『マネジメント 下』 「マネジメントの実践」を書き直そうとしたら別の本になってしまった。
- 1976 The Unseen Revolution How Pension Fund Revolution Came To America(社会論)→『新訳 見えざる革命―年金が経済を支配する (ドラッカー選書)』 奥さん!年金基金社会主義の到来ですYО!
- 1985 Inovation and Entrepreneurship(管理論)→『新訳 イノベーションと起業家精神〈上〉その原理と方法 (ドラッカー選書)』『「新訳」イノベーションと起業家精神〈下〉その原理と方法 (ドラッカー選書)』
- 1989 The New Realities(社会論)→『歴史の哲学―そこから未来を見る (ドラッカー名言集)』
ダイヤモンド社にドラッカー紹介ページが:http://drucker.diamond.co.jp/bs/index.html
結論:日本人はドラッカー大好き♪