涜書:キヨサキ『金持ち父さんのビジネススクール』

夕食。読了。
全国百万人のEM者必読。

人助けが好きなあなたに贈る金持ち父さんのビジネススクールセカンドエディション―私がネットワークビジネスを勧める理由

人助けが好きなあなたに贈る金持ち父さんのビジネススクールセカンドエディション―私がネットワークビジネスを勧める理由

 「ほとんどの人が気づいていないのは、売ることができれば、それだけ買うことができるということだ」
 「何ですって?」私は聞き返した。
 [‥]
 「じゃぁ売ることができなければ、買えないんですか?」
 金持ち父さんはうなずきながらこう言った。「貧乏人が貧乏なのは、売り込みができないからなんだ… あるいは売るものが何もないからだ。貧しい国にも同じことが言える。貧しい国にあてはまることは、人々にもあてはまる。才能を持った人はたくさんいるが、彼らは自分の才能を売り込むことができない。売り込みができない会社は、どれほど商品をそろえていてもつぶれてしまう。[‥] 彼らは、頭は良いかもしれないが、とにかくコミュニケーションが下手だ。売り込みができないために、会社の出世階段をのぼりそこねている中間管理職の人に大勢会ったよ。きみも、理想の男性や女性を見つけられないさびしい独り者を、どれだけたくさん見て来ただろう… 彼らは自分の良さを人にうまく伝えられないだけなんだ。[‥] 「この世がさびしい人や貧しい人であふれているのは、彼らがセールスのやり方を教わったことがないからにすぎない。また、コミュニケーションの方法や、断られることへの恐怖をどう克服するか、拒絶された後どうやって立ち直ったらいいかということについて、一度も教わったことがないからなんだ。」[p.118-20]

どーん。
さらにたたみかけます。

金持ち父さんはやっと口を開いた。「ほとんどの人は、セールスをするのが怖くてたまらないんだ。たいていは、断られるのが怖くてたまらない。でも自分の恐怖心を認めるどころか、『私は物売りじゃない。教育を受けたプロだ』などといって、セールスパーソンの悪口を言うんだ。」
「たいていの人は自分の恐怖心について嘘をつくということですね」 私は言った。「売るという行為が、あたかも卑しいことだというようなふりをするんですね。」
「その通りだ。だからセールスを怖がる人は、そのことを認めようとしない。だから彼らは、セールスをする人やセールスという職業を見下すんだ。と金持ち父さんは答えた。「そういうことをする人は、たいていは貧しい人たちで、しかも人生のいくつかの面で貧しい。個人的に成功していないとか、愛情の面で貧しい人たちが多い。セールスができない人は、収入の範囲内で暮らし、バーゲンセールで買いものをし、切り詰めた生活をせざるをえない人たちがほとんどだが、それは彼らが売ることを恐れているからだ。怖がっているから、またセールス・スキルがないから、彼らは貧しいままなんだ」[p.121]

繰り返し同じことを書くのがベストセラー作家の基本作法。勉強になります。

がんばって売れるものをつくりましょう。
そして実際に、売りましょう。


こちらは基本中の基本:

金持ち父さんがよく言っていた。「きみがチームのリーダーで、チームの中できみがいちばん頭がいいとしたら、そのチームには問題がある。[p.144]