いただきもの:ドンズロ『都市が壊れるとき』

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都市が壊れるとき: 郊外の危機に対応できるのはどのような政治か

都市が壊れるとき: 郊外の危機に対応できるのはどのような政治か

街を揺るがした、「くず」どもの怒りの理由は何か――2005年におけるパリの暴動後に書かれた、フランス社会学の泰斗による迫真の分析。 貧困、人種、民族によってフランスの都市は、もはや共和主義の理念とは程遠いまでに分断されている。郊外に貧困と暴力とともに取り残される若者、田園地帯の新興住宅地に逃げ込む中産階級、官と民により再開発される都心…。この分断を乗り越え、もう一度都市を作り直すことはいかにして可能か。本書は、フランス都市政策の挫折の歴史をふまえ、その困難な道を指し示す、フランス社会学の泰斗による迫真の分析である。それは、経済格差の拡大と貧困、都市および地域コミュニティの荒廃、そして移民労働者の受け入れに揺れる日本社会にとっても、有益なものとなるだろう。
目次
  • まえがき――あぶれからくずへ
  • 序章
  • 第一章 都市問題――都市を分離する論理の出現
  • 第二章 都市に対処する政策――社会的混合の名における遠隔作用による住居対策
  • 第三章 都市を擁護する政策――移動性を促し、居住者の実現能力を高め、都市を結集するために
  • 結論――都市の精神
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b94404.html