2012-11-07 涜書:イブ・セジウィック『クローゼットの認識論』 涜 1990年刊行(→1999年翻訳刊行)。 章番号の横の数字は邦訳での だいたいのページ数。 序論が一番長い。俺が編集者だったらこんな章構成は許さん。 クローゼットの認識論―セクシュアリティの20世紀作者: イブ・コゾフスキーセジウィック,Eve Kosofsky Sedgwick,外岡尚美出版社/メーカー: 青土社発売日: 1999/06/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 93回この商品を含むブログ (21件) を見る 序 論 [88] 公理風に 第1章 [36] クローゼットの認識論 第2章 [58] 二項対立論(一) 『ビリー・バット』――ホモセクシュアルのいなくなった後で(アフター・ザ・ホモセクシュアル) 知識/無知、自然/不自然 都会風/田舎風、純真無垢/集団への加入、成人男性/少年 認識/妄想症、秘密/発覚 規律/テロリズム マジョリティ/マイノリティ、公平/不公平 公的/私的 誠実性/感傷性 健康/病気 健全さ/頽廃、ユートピア/終末論 http://htn.to/fzzR9J 第3章 [79] 二項対立論(二) ワイルド、ニーチェ、男の身体をめぐるセンチメンタルな関係 ギリシア的/キリスト教的 センチマンタル/アンチ・センチメンタル 直接性/代理性、芸術/キッチュ 同一の/異なった、ホモ/ヘテロ 抽象化/形象化 創造/識別、健全さ/頽廃 自由意志/中毒、国際的/国民的 健康/病気 第4章 [48] クローゼットの野獣 ヘンリー・ジェイムズとホモセクシュアル・パニックの書 男のホモセクシュアル・パニックを歴史化する ミスター・バチュラーをご紹介 ストレートに読むジェイムズ 密林の掟 第5章 [60] プルーストとクローゼットの見せ物(スペクタクル)