苦手分野克服の旅:レヴィナス
主体
- 村上暁子(2013)「レヴィナスにおけるキルケゴール読解を通じた主体性概念の改鋳について:講演「神人?」における特異な受肉理解をめぐって」 哲學 131 153-180, 三田哲學會
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050845763877941632 - 田中菜摘(2015)「レヴィナスの初期思想における「主体」の両義性について」 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 39 71-90
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390572174773093760 - 浦上麻衣子(2015)「レヴィナスにおける〈ある〉と主体の出現」 現代社会文化研究 61 121-133, 新潟大学大学院現代社会文化研究科
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050564289207447296 - 村上暁子(2016)「レヴィナスにおける主体性の起源の問題」 『エティカ』 9, 慶應義塾大学倫理学研究会
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050282813931955200 - 森 正樹(2018)「本来的な現存在の時間性についての考察:瞬間と行為を中心に」 哲學 141 77-96, 三田哲學會
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050564288910756224 - 平岡 紘(2018)「引き裂かれた現在―レヴィナスのフッサール『内的時間意識』の解釈をめぐって―」 現象学年報 34, 161-168
https://cir.nii.ac.jp/crid/1520009408476288896
http://pa-j.jp/pg104.html - 小田一彦(2019)「初期レヴィナス哲学の再検討:「ある」概念を中心として」 哲学論文集 55 35-51, 九州大学哲学会
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390853649695025280 - 押見まり(2019)「レヴィナス思想における主体の生成と展開―「横たわること」から「住まうこと」へ―」 聖心女子大学大学院論集 = SEISHIN ESSAYS 41 (1), 50-76
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050001338452596864 - 平岡 紘(2019)「〈自己への現前〉から〈自己のもとでの現前〉へ──レヴィナスにおける自己性の問いをめぐって」 『レヴィナス研究』 1, レヴィナス協会
https://sjeloffice.wixsite.com/levinas-jp/1-2019
https://www.academia.edu/43197681
バタイユ
- 古永真一(2005)「近年の英語圏でのバタイユ研究について」 Azur 6 143-152, 成城大学
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050001202582118144 - 庭田茂吉(2005)「バタイユとレヴィナスにおけるエコノミーの問題」 人文學 178 1-27, 同志社大学人文学会
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390853649841519872 - 神田浩一(2006)「内的なドラマから死のシステムへ:バタイユにおける「死」の思想の変遷」 仏語仏文学研究 33 123-142, 東京大学仏語仏文学研究会
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390572174554574208 - 岩野卓司(2010)「語りのポリティクスと他者:アルチュセール、バタイユ、レヴィナスをめぐって」 いすみあ 明治大学大学院教養デザイン研究科紀要 2 3-10, 明治大学大学院教養デザイン研究科
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050282812362221952 - 横田祐美子(2014)「存在そのものの暴力性―バタイユにおける実存と道徳」 立命館大学人文科学研究所紀要 103 167-182, 立命館大学人文科学研究所
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009224906619136 - 渡名喜庸哲(2015)「「動物以上、人間未満」:レヴィナスにおける「エートスの学」」 慶應義塾大学日吉紀要. フランス語フランス文学 60 205-229, 慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050845763883988864 - 石川 学(2015)「無とその力:ジャン=ポール・サルトル「新しい神秘家」(1943年)以後のジョルジュ・バタイユ」 Résonances 東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集 9 108-115, 東京大学教養学部フランス語・イタリア語部会「Résonances」編集委員会
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390572174555048832 - 井上 瞳(2018)「レヴィナスにおける視点の問題」 日本現象学会 第40回研究大会
https://researchmap.jp/hitomi_inoue/presentations/26996775 - 林 宮玉(2022)「語りえない体験をいかに語るか:ジョルジュ・バタイユのヘーゲルへの回帰を手掛かりにして」 共生学ジャーナル. 6 p.199-p.218
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390854717580258816 - 吉田 裕(2022)「レヴィナスという鏡:『実存から実存者へ』を読むバタイユ」 人文論集 60 55-92, 早稲田大学法学会
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050010293587500160
今月の50冊
- 近代法の形成 (岩波全書) 村上 淳一 263p ISBN:400020128X
- PCRの誕生-バイオテクノロジーのエスノグラフィー ポール ラビノウ 262p ISBN:4622039621
- 「ヒューマニズム」について-パリのジャン・ボーフレに宛てた書簡 (ちくま学芸文庫) マルティン ハイデッガー 398p ISBN:4480083529
- 『貨幣の哲学』という作品-ジンメルの価値世界 (SEKAISHISO SEMINAR) 岩崎 信彦 276p ISBN:4790711706
- ひきこもりの社会学 (SEKAISHISO SEMINAR) 井出 草平 250p ISBN:479071277X
- アメリカ保守革命 (中公新書ラクレ) 中岡 望 241p ISBN:4121501268
- アーヴィング・ゴッフマン (serica books) イーヴ ヴァンカン 242p ISBN:4796702210
- クルーグマン教授の経済入門 (日経ビジネス人文庫) ポール クルーグマン 434p ISBN:4532192021
- ケインズ (講談社学術文庫) 伊東 光晴 421p ISBN:4061591053
- スピノザの哲学 桂 寿一 389p ISBN:4130100033
- ソクラテス以前の哲学者たち 第二版 ジェフリー・スティーヴン カーク 628p ISBN:4876986886
- マックス・ウェーバー 2 マリアンネ・ヴェーバー 0p ISBN:4622019426
- マックス・ウェーバー (講談社学術文庫) 安藤 英治 463p ISBN:4061595873
- モンテーニュ ピーター バーク 140p ISBN:4771012318
- 不平等との闘い ルソーからピケティまで (文春新書) 稲葉 振一郎 254p ISBN:4166610783
- 世界のシンク・タンク-「知」と「治」を結ぶ装置 鈴木 崇弘 261p ISBN:4377309897
- 使える現象学 (ちくま学芸文庫) レスター エンブリー 349p ISBN:4480090584
- 創造の方法学 (講談社現代新書) 高根 正昭 198p ISBN:4061455532
- 古代ユダヤ教 (上) (岩波文庫) マックス・ヴェーバー 344p ISBN:4003420985
- 右手の優越-宗教的両極性の研究 (ちくま学芸文庫) ロベール エルツ 269p ISBN:4480086382
- 君主論 (1959年) (岩波文庫) マキアヴェッリ 186p ISBN:B000JARD10
- 大企業の指導者たち (1958年) J.C.アビグレン 327p_B000JAUI7G
- 大地と人類の進化(下巻) 歴史への地理学的序論 (岩波文庫 青 451-2) フェーヴル 333p ISBN:4003345126
- 存在の連鎖 (叢書 ヒストリー・オヴ・アイデアズ) C.A. パトリディーズ 200p ISBN:4582733670
- 学歴社会のローカル・トラック-地方からの大学進学 (SEKAISHISO SEMINAR) 吉川 徹 244p ISBN:4790708950
- 官僚制と人間 (1956年) (社会科学ゼミナール〈第7〉) ペンディックス 124p ISBN:B000JB1EMS
- 憲法 (図解雑学) 後藤 光男 265p ISBN:4816336850
- 戦略サファリ-戦略マネジメント・ガイドブック (Best solution) ヘンリー・ミンツバーグ 437p ISBN:4492530649
- 現代倫理学入門 (講談社学術文庫) 加藤 尚武 256p ISBN:406159267X
- 現代文明を考える-芸術と技術 (講談社学術文庫) ルイス マンフォード 236p ISBN:4061592939
- 確率の哲学的試論 (岩波文庫 青 925-1) ラプラス 287p ISBN:4003392515
- 社会的自我 ジョージ・ハーバート ミード 119p ISBN:4769907125
- 習慣論 (岩波文庫 青 687-1) ラヴェッソン 136p ISBN:4003368711
- 行動を説明する-因果の世界における理由 (双書現代哲学) フレッド ドレツキ 318p ISBN:4326199474
- 覚醒剤の社会史-ドラッグ・ディスコース・統治技術 佐藤 哲彦 446p ISBN:4887136714
- 言語の脳科学-脳はどのようにことばを生みだすか (中公新書) 酒井 邦嘉 340p ISBN:4121016475
- 言語ゲーム一元論-後期ウィトゲンシュタインの帰結 黒崎 宏 223p ISBN:4326153296
- 詳説世界史研究 木下 康彦 568p ISBN:4634034204
ミシェル・フーコー『フーコー・コレクション5:性・真理』
秋の上野レクチャー。
https://peatix.com/event/3390480/viewみんなで読む哲学入門:フーコーにおける古代と近代
- 第1回 11月15日(火) 「個人の政治テクノロジー」406~434頁
(参考:「快楽の用法と自己の技法」235~279頁)- 第2回 12月6日(火) 「倫理の系譜学について――進行中の仕事の概要」170~234頁
(参考:「身体をつらぬく権力」12~31頁)- 第3回 12月27日(火) 「自由の実践としての自己への配慮」292~336頁
(参考:「性現象と孤独」116~134頁)- 第4回 1月17日(火)(2023年) 「自己の技法」350~405頁
(参考:「生存の美学」337~349頁)これまで当ゼミナールでは、 近現代ヨーロッパの政治哲学にかんする古典を輪読してきました。 2018年度にはユダヤ人問題や全体主義に近代的な啓蒙思想の隘路を見たアーレントの諸論考を読み進め、 2019年度にはそこから遡って啓蒙思想のエッセイ風スタイルの著作を、イギリス・フランス・ドイツの国境をまたいで旅するように眺めてきました。そして、2020年度からは読み応えのある長編古典にもチャレンジしています(ルソー『人間不平等起源論』、アダム・スミス『国富論』・『道徳感情論』など)。今回は2021年秋に引き続き、20世紀最大の思想家のひとりミシェル・ フーコーのエッセイやインタビューを読みたいと思います。
フーコーが亡くなるまでの最後の10年間近くの思想は、これまで多くの謎に包まれていました。しかし、近年コレージュ・ド・フランスでの講義録が次々と編集・邦訳され、徐々にその全貌が見えてきました。今回のゼミでは、そうした成果を踏まえて適宜解説を加えながら、より手軽にアクセスできるインタビューを中心としたフーコーのテクスト群を読んでいく機会としたいと思います。
(上野大樹・記)
ミシェル・フーコー(1982)「自己の技法」
読書会の担当が当たったので。
思考集成10の索引ではマックス・ウェーバーが11回拾われている。
- 109, 274, 278, 310, 330, 339, 347, 351, 356, 363, 364
思考集成08(1979-81)『政治/友愛』
- 295「性現象と孤独」(1981年)
思考集成09(1982-1983)『自己/統治性/快楽』
- 329「自己の書法」(1983年)
- 338「快楽の用法と自己の技法」(1983年)
思考集成10(1984-88)『倫理/道徳/啓蒙』
- 356「自由の実践としての自己への配慮」(1984年)
- 362「真理、権力、自己」(1982年のインタビュー。「自己の技法」講義と同じ時にヴァーモント大学でおこなわれた。)
- 363「自己の技法」(1982年。ヴァーモント大学での講演)
- 357「生存の美学」(1984年のインタビュー)
『自己のテクノロジー』訳者あとがき所収の表(p. 276)。
年 | コレージュ・ド・フランス | 合衆国での活動 |
79 | 「いのちの政治の誕生」 | 10月 「全体的かつ個別的に」 スタンフォード大学 |
---|---|---|
80 | 「キリスト教における性経験と自己のテクノロジー」 | 10月 「真理と主体性」 カリフォルニア大・バークレイ校 11月「性と孤独」 ニューヨーク大学人文学研究所 |
81 | 「古代ギリシャにおける真理と主体性の関連の形成」 | 10月 「主体と権力」 南カリフォルニア大学 |
82 | 「古代ギリシャ・ローマの実践における自己の解釈学の形成 | 10月 「自己のテクノロジー」 ヴァーモント大学 「個人に関する政治テクノロジー」 同大学 |
83 | 「自己の統御という主題、ならびに政治的な徳としての parrhesia[真実の言明]」 | 4月 「政治と倫理」 バークレイ校 「倫理の系譜学」 同校 |
84 | 「道徳な徳としての parrhesia のギリシャ的な実践」 『快楽の活用』 『自己への配慮』 6月 死去 |
自己の技法(1982)
