ハーバーマス＆ルーマン『社会理論か社会工学か──システム研究は何をおこなうか』

批判理論と社会システム理論―ハーバーマス=ルーマン論争

• ニクラス・ルーマン「全体社会の分析形式としての現代システム理論」
• ニクラス・ルーマン「社会学の基礎概念としての意味」
• ユルゲン・ハーバーマス「コミュニケーション能力の理論のための予備的考察──ゼミナール討論のための草稿──」
  • I コミュニケーション能力と言語的能力との境界設定について
  • II 語用論的普遍態
  • III コミュニケーション行為と討議
  • IV 真理の合意説によせて
  • V 理想的発話状況の諸規定
• ユルゲン・ハーバーマス「社会理論か社会テクノロジーか──ニクラス・ルーマンとの対決──」
  • I 社会のシステム理論か、それとも社会サイバネティックスか
  • II 意味の意味──「意味」は原語から独立したカテゴリーか
  • III 経験世界の構成と言語的コミュニケーション
  • IV 真理のシステム理論的概念および理論と実践との誤てる統一
  • V イデオロギーのシステム理論的概念および新しい形態のイデオロギーとしてのシステム理論
  • VI 社会進化の理論に対するルーマンの貢献
  • 補論　史的唯物論の基本想定について
• ニクラス・ルーマン「システム理論の諸根拠──ユルゲン・ハーバーマスに対する私の回答──」
  • I 複雑性の問題
  • II システムとしての討議
  • III コミュニケーションメディアとしての真理
  • IV 社会進化
  • V システム理論の普遍性と基礎づけ可能性
  • VI 批判なのか弁明なのか──それとも社会理論の不確実さなのか