コメントにお答えして

みなさまコメントありがとうございます。

# mmasumi 『こんばんわ。「エスノメソドロジストもしばしば「お前らは保守的だ」とホーボーから「非難」されているようですし」ということについてなのですが、具体的に「これがそーよ」という言及がありましたらば、後学のため、教えてくださいませ。』 (2004/07/13 20:37)

「ほうぼうで」と書いたからには、少なくとも「2例」以上は挙げないと格好がつきませんがw。とりあえず脳裏を掠めたのは次の二冊:

あと、「ルーマンエスノ、あわせて保守的で ぽん!」型批判のアーキタイプとして:

    • 山口節郎、『社会と意味:メタ社会学的アプローチ』勁草書房ISBN:432665001X、1982
      メタとか(基礎とかハセーイとか(以下略))言うなヽ(`Д´)ノゴルア!

──というあたりで如何でしょうか。

「もっと最近の文献」では、ちょっと‥‥ いますぐには思いつきませぬ。(まだ)あるんでしょうかね。こういうの*。(‥‥あるんでしょうね。おそらく。ていうか、──私自身はしばしば──「研究会レベル」では遭遇いたしますがw。)
もっとも、これらの著作のなかで、実際に「保守的」という言葉が使われていたかどうか、実は 覚えておりません。が、「批判的じゃない」ということは謂われていたと思いますので、これを「非-批判的=保守的だ」という主張として・緩く重ねて考えてよければ、上記リストでよろしいか、と考えまする。
* という点については、むしろ mmasumiさんにご教示を乞いたいところですが.....


【追記】20040714 03:27
この↑件して、いくつかのコメントをメールでいただいてます(ありがとうございます)。ご紹介しつつ再コメントしてみたいところですが、日が開けてから、ということで。




# rnaルーマンに依拠している宮台真司を「保守的」どころか「彼の社会学は社会解体を最終目的としている」などと主張しているのは中川八洋です。』 (2004/07/13 21:53)

なにしろルーマンフランクフルト学派なので 仕方がありません。

酒井隆史さんの説*によれば、宮台さんはさしあたりまずは、「マーケティング手法・思考とシステム論の接合=野合により」社会学を解体したということだそうですが。
酒井さんが宮台さんを そんなに高く評価されていたとは、ある意味意外な気もしたりして。
* @昨年の早稲田社会学会シンポ

# tyadon 『50冊揃えるってあーた、そのうち48冊くらいは既に(例の段ボールの中に)持っているんじゃないか、と。』 (2004/07/13 22:00)
# yakumoizuru 『ええ、contractioさんなら48冊はカタいかと。ちなみに馬場靖雄さんの『ルーマンの社会理論』やルーマンの『制度としての基本権』がはいっていました。』 (2004/07/13 22:07)
# tyadon 『持っていなかった2冊が桜玉吉ものだった、ということは.......まさかないでしょうねw』 (2004/07/13 22:13)
# yakumoizuru 『桜玉吉はおさえていたものの『萌え単』に足元をすくわれている、とか。』 (2004/07/13 23:57)

お話を総合いたしますと、とりあえず「47冊以下」は堅い、という方向で。