春のルーマン祭り:酒井泰斗「ニクラス・ルーマン解読(1):小松丈晃さんと『リスクの社会学』を読む」@朝カル新宿ほか

2013年5月*、2014年11月**に引き続き、4/20 から全3回で表記の講座を開催します。
関心のあるかた、ご予定おきいただければ幸いです。受講料など詳細については、二月の中旬までには主催者からアナウンスがあるものと思います。

* 北田暁大+酒井泰斗「ルーマン入門」 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20130524
** 酒井泰斗「独学者のための社会学入門」 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20141127
ニクラス・ルーマン解読講座


また、この講座と平行して、ブックフェアとトークイベントも開催の予定です:

ニクラス・ルーマン解読(1):『リスクの社会学』を読む
  • 講師: 酒井 泰斗
  • ゲスト講師: 小松 丈晃
  • 概要: これまでのルーマン像は、次々に出版される特定の時期の著作群の内容に大きく左右され・変転してきました。しかし『社会の理論』と『社会構造とゼマンティク』という二つの著作シリーズが刊行されてみると、これら膨大な著作群の多くが、30年をかけて追求された一つのプロジェクトを準備するものであったことが分かってきました。(そして現在では、これら2シリーズのほとんどに翻訳でもアクセスできるようになっています。)
     こうした状況を踏まえ、この講座では、これまでも比較的よく読まれてきたルーマンの幾つかの小品を、上記研究プロジェクトに関連付けて──また「アメリカの行動諸科学を摂取しつつ・大陸の社会理論の伝統に対峙する」というルーマンの二面性に留意しつつ──改めて読みなおします。
    • 講義1(4/20(月)): ルーマンの研究プロジェクトの紹介と帰属理論入門。
    • 講義2(5/18(月)): 『リスクの社会学』の構成の確認。
    • 講義3(6/29(月)): 小松丈晃さんをゲストに迎え、本書出版以降の研究動向なども含めたリスク研究におけるルーマンの議論の意義についてうかがいます。


このあと10月には、「ニクラス・ルーマン解読(2):小山 裕さんと『制度としての基本権』を読む」を開催する予定です。