涜書:ルーマン『法の社会学的観察』

本日のランチ。


法の社会学的観察

法の社会学的観察

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ごらんのとおり、『法の社会学的観察』は『社会の法』前半部のレジュメになっている。

『法の社会学的観察』(1986)

  • I 社会学法律学
  • II 自己言及的システムの理論
     
  • III 規範
     
  • IV 法妥当の実定性
     
  • V 結果思考の法解釈上の諸問題
  • VI 法律的論証の特性
  • VII 正義
  • VIII 法社会学の効用

『社会の法』(1993)

  • 第01章:法理論はどこから出発すべきか
  • 第02章:法システムの作動上の閉鎖性
    [→妥当性と実定性]
  • 第03章:法の機能
    [→抗事実的予期の一般化]
  • 第04章:コード化とプログラム化
    [→目的プログラム/条件プログラム]
  • 第05章:偶発性定式としての正義
  • 第06章:法の進化
  • 第07章:法システムにおける裁判の位置
  • 第08章:法的論証
  • 第09章:政治と法
  • 第10章:構造的カップリング
  • 第11章:法システムの自己記述
  • 第12章:社会とその法

ただし「観察」の節見出しは訳者が付けたもの。



ためしに『社会の法』(1993)の全体構成を俺様なりに考えてみると、こんな感じか。

      • 第01章:法理論はどこから出発すべきか


  • 【法の作動レヴェルの統一性:基底的自己準拠(=オト(・∀・)ポイエンチス!)
      • 【閉鎖】第02章:法システムの作動上の閉鎖性[→作動を結びつけるシンボルとしての「妥当」:実定法の実定性について]
      • 【機能】第03章:法の機能[→<機能(=一般化)/遂行(=コンフリクト解決・行動制御)> と 組織]
      • 【構造】第04章:コード化とプログラム化
  • 【法の観察レヴェルの統一性:自己観察と偶発性定式】
      • 第05章:偶発性定式としての正義[→観察を結びつけるシンボルとしての「正義」]


  • 【中間考察:「進化論的記述」の採用をめぐる省察=正当化】
      • 第06章:法の進化


  • 【二次の観察:相互行為-と-テクスト-における/による-過程的自己準拠】
      • 第07章:法システムにおける裁判の位置【→相互行為】
      • 第08章:法的論証【→テクスト】
  • 構造的カップリングとその限界】
  • 【二次の観察:反省的自己準拠(反省理論)】
      • 第11章:法システムの自己記述


      • 第12章:社会とその法