涜書:ルーマン『社会の社会』

朝食前半。

Die Gesellschaft der Gesellschaft

Die Gesellschaft der Gesellschaft

一章3「意味」、4「システム/環境」。
『社会の芸術』に登場する、差延-と-〈システム/環境〉区別のパラレリスム ネタが4節にも登場。

議論をもう一歩進めると、その帰結は、「エクリチュールとは社会システムである」になる筈だが、これはデリディ屋ンには受け入れがたいだろうなw。


ちなみに、『社会の芸術』の2章(の後半)を読んだら、

──ここでの「テクスト」についての議論が、「哲学」や「文学」のテクストだけ-を目指して/について-おこなわれているわけではない、ということを確認するために──、

すかさずつづけて『社会の法』の「法的論証(と根拠づけ)」を──「冗長性と変異のシンボル」という観点から──あつかった第8章もあわせて読むと楽しいです。 そっちのほうが議論が親切(といえば親切)だし。

当者比ですが。まず、分量が違うしね。訳注の量もぜんぜん違うけどw。

社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)

社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)

社会の法〈2〉 (叢書・ウニベルシタス)

社会の法〈2〉 (叢書・ウニベルシタス)


朝食後半。

「自己主題化」について。いやぁ、大土方訳は やはりいい。堪能♪