@池袋13時。
博論草稿2つ(うち一本投稿用)。
投稿論文草稿2つ。
■メモと宿題:
- ジェフ・クルターの「コントラスト・クラス(の切り替え)」に関する議論について調べること。
- 「マルチモーダル分析」を云々するのがはやっているらしいのだが、これはたいへん興味深い発想のように思われる。なにしろこれを謂う方々は、研究を始める前に「何が(/ どれが)モードであるか」がわかっていなければならないはずなのだが、しかしそれを彼/女たちはどうやって知ったのだろうか。‥‥ということを不思議に思わない限りで可能な研究であるように思われる(がどうか)。
- アイデンティティ v.s カテゴリー?? 肩に力はいりすぎ。「敵」はよく考えて選びましょう。
- 学習の定式化について。知識や能力の帰属に焦点を当てて研究するのが得策(ということの意味が分かっておもしろかった)。
- サックス講義録のどこかのなにかを誰かが私に教えてくれること。>誰か
- 〈活動/達成〉の区別が 経験的な研究にとって重要かつ有益であることはわかるのだが、議論しているうちに、この区別がフォローできなくなることが(私には)よくある。ライルの議論にかんする私の理解が不十分だ、ということもあるのだろうが、しかし「真似しながら・使いながら 慣れる」しかないところでもあるのでしょうな。
- 本日の例文:「活動によって達成されたことの定式化により活動がひとまとまりのものとして組織される」
- 法の社会学研究にはどのような意味と流儀がありうるか。
- ルーマンを引用するのはむつかしい。「いいこといってるなー」とおもって引用したくなるところで、ほとんどかならず、いっしょに馬鹿げたことも言っている。こまったひとだ。他人事ながら泣きたくなったよ俺は。生まれ変わってもういちど学者をするなら、まず「文章の書き方」をよく勉強してからにして欲しい。
■参照文献=お買いもの:
- 作者: 村山真維,浜野亮
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2003/12
- メディア: 単行本
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【追記】
文献のご教示をいただきました。ありがとうございます。
- Coulter, Jeff (1990), "Elementary properties of argument sequences".
In: G. Psathas, ed., Interaction Competence. Washington: University Press of America: 181-203, isbn:0819176354 - Lynch, Michael (2001), "Ethnomethodology and the logic of practice".
In T. R. Schatzki, K. K. Cetina & E. v. Savigny (Eds.), The practice turn in contemporary theory. London: Routledge:131-48, isbn:041522814X- →邦訳: マイケル・リンチ「エスノメソドロジーと実践の論理」椎野信雄訳 in isbn:4915252558
【追記】20060829
追加の文献情報をいただきました。ありがとうございます。
■ルールや合法性についてのサックス議論(サックスの社会化論、子どものエスノメソドロジー の基本):
Lectures on Conversation, Volumes I and II
- 作者: Harvey Sacks,Gail Jefferson,Emanuel A. Schegloff
- 出版社/メーカー: Wiley-Blackwell
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- 1966 Lecture 32「模倣の考察」これと、1966 Lecture13、1966 Lecture 31、Appendix Aをあわせて読むのがお勧め。
■ほかにこんなのも:
- Whalen, Marilyn R., 1995, 'Working toward play: complexity in children's fantasy activities', Language in Society 24: 315-48