1940年、ソルボンヌにいたころの著作。La Philosophie du non.
翻訳は 1974年。
- 作者: G.バシュラール,Gaston Bachelard,中村雄二郎,遠山博雄
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1998/02
- メディア: 単行本
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コーズィブスキイの非アリストテレス的論理学。「google:the Structural differential」について。
こういうの↓って、その後どうなっちゃったんでしょうか。>識者:
動物心理学は、迷路を用いた方法によってごく原基的な心理現象に新しい道筋を形作りうることを立証した。非エレメンタリズムの課題は、いわば、一連の(知的迷路にかかわる)概念──これらの概念にあっては、本質的に、交叉する諸概念が、役立てうる概念について少なくとも二つの見通しを与える──の助けを借りて人間の心理現象を訓練することだ、ということになろう。つまり、十字路という概念に到達すれば、人間精神は一方の真で有用な解釈と他方の偽で有害な解釈の間で単純な選択を行う必要はなくなる。人間精神は解釈の二元性あるいは多元性に向かい合うことになる。こうしてすべての心理的な閉塞は概念のレベルではありえなくなる。いっそう的確にいえば、概念は本質的にはそこにおいて隠喩の自由が自覚されるような十字路となる。この多くの枝を持った樹木の形の概念編成を記号化するために、またこの意味の多元性、この意味の断層を明らかにするために、コーズィブスキイは一つの装置《構造的差動器 the Structural differntial》を組み立てた。この装置は、紐のついた索引カードの働きを受け入れることのできる穴をあけた金属板からつくられている。この仕掛けは、さまざまな可能的な概念の結合を眼に見えるように翻訳する。 [p.195-196]
参照されているのは google:Alfred Korzybski のこの著作。900頁超。
Science and Sanity: An Introduction to Non-Aristotelian Systems and General Semantics
- 作者: Alfred Korzybski
- 出版社/メーカー: Inst of General Semantics
- 発売日: 1995/04/01
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とても読む気は──手に取ってみる気すら──起きません。
どっち↓↑も古書で2万円くらいする。ははは。
Time-Binding: The General Theory
- 作者: Alfred Korzybski
- 出版社/メーカー: Inst of General Semantics
- 発売日: 1997/06
- メディア: ペーパーバック
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追記
あらびっくり。
Wikipedia に解説が:http://en.wikipedia.org/wiki/Structural_differential
日本語版Wikipedia にも載っている:コージブスキー
あとこれ読んだ。
- 作者: 竹内一正
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