筑波社会学会大会

via 中のひと

  • 期日:2008年9月20日(土)
  • 会場:筑波大学大塚キャンパスG206教室(交通:東京メトロ 丸ノ内線 茗荷谷駅下車徒歩3分)
    • 13:30〜14:00 第20回定例総会
    • 14:30〜17:30 第20回定例研究会

ワークショップ:東アジアにおける公共性の生成と変容

報告:
  • (1)赤江 達也 氏(国立高雄第一科技大学 助理教授)「記憶の改築とその痕跡:台湾の追悼施設・忠烈祠をめぐって(仮)」
  • (2)陳 〓蓉 氏(筑波大学大学院人文社会科学研究科社会科学専攻博士課程)「服装と組織イメージ生成:台湾慈済基金会を事例として(仮)」
  • (3)穐山 新 氏(筑波大学博士特別研究員・早稲田大学文化社会研究所客員研究員)「近代中国における群衆と公共性:五四運動における都市空間の変容と「人民」のナショナリズム
    • ※〓は、「女」へんに「几」「一」「巾」
【企画趣旨】

今年の筑波社会学会大会のワークショップは「東アジアにおける公共性」をテーマにする。特にここ数年、東アジアの隣国についてのニュースに接しない日はないといってよいほどで、その情報量の激増には驚くばかりである。日々マスメディアやインターネットで、偏見やステロタイプの単純再生産とさえいえるようなイメージも流通しているが、その理由は、情報量が少ないからでも、逆に多いからでもなく、接触面の増大という変化のただなかにあることからくるものなのだろう。
だから今回の企画は、たんに地域としての東アジアを考えようというだけであくまでもむしろ「東アジア」という視線をつくりあげる私たちの社会学的な想像力について考えようというものである。つまり、東アジアに接していこうとする我々の世界観や視線じたい(とその変化)を扱おうと考えているのだ。その手がかりとして、東アジアの社会性(公共性や共同性、ナショナリズムや消費文化)が様々なかたちで見え始めているのだとすれば、それぞれの領域の特性に応じて、それらをもう少し丁寧に考えてみたい。ヨーロッパ起源のそれら社会学用語がどのように溶解したり再生したりしているかが見物である。
当日は、3人の方に報告をお願いしている。まず、赤江達也氏には、台湾における国家追悼施設と日本統治の残像の関係、そしてその靖国神社との関連の考察という極めて繊細な事例について論じていただく。次に陳〓蓉氏には、現代台湾における宗教非営利団体とも呼ぶべき慈済基金会のメンバーが着用する制服(ユニフォーム)とその社会的機能を通して、同基金会の組織イメージ戦略が現代台湾社会と「選択的な親和関係」を取り結んでいるさまについて論じていただく。そして最後に、思想/社会運動としての中国ナショナリズムの歴史を、中国の都市空間の構成/再構成との関係に即して考察している穐山新氏に報告していただく。
また、これらの報告に対するコメンテーターとして、東アジア(特に台湾・中国)についての/におけるイメージの生成やマスメディアの動態に関して数多くの業績のある本田親史氏に登壇していただき、論点を与えていただくことになっている。
東アジア(特に中国や台湾)を題材としつつ、公共性や共同性、ナショナリズムや(マス・)メディアをキーワードにすることで、私たちの社会学の想像力やリアリティを反省的に再考する、というのが本ワークショップの趣旨である。※〓は、「女」へんに「几」「一」「巾」

  • 連絡先:筑波社会学会事務局(tss[at]social.tsukuba.ac.jp)

※会員であるか否かを問わず、ご参加いただけます(参加費無料)。

社会学的告知