いただきもの:浅野智彦 編『考える力が身につく社会学入門』

編者さんにいただきました(左の本)。どうもありがとうございます。

考える力が身につく社会学入門

考える力が身につく社会学入門

自己啓発書による「自分磨き」とは何か、本当に「望ましい人間関係」とは何か、なぜモンスターペアレントが増えているのか等、普段の暮らしに関連した社会学のテーマを、やさしい言葉でわかりやすく解説します。
「本当の自分」は存在するのか。なぜ子どもを愛せない親が増えているのか。恋愛と結婚はどう違うのか。フリーターはなぜ増えるのか。ふだんの暮らしに関連した社会学のテーマを、やさしく解説。
社会学になにができるか

社会学になにができるか

浅野さんといえば以前にも、真ん中↑の あまり面白くなさそうなタイトルを持つ本を出版されており、これがなんか「すごく真面目につくりました」という風情ではないながら意外な感じの──私が大学教員だったらこれ教科書にしてもいいなぁ、と思うような──良書であったのでした。「図解」侮れないね!(という問題かどうかはわかりませんが)

同じ出版社からおおむね同じ体裁で(執筆陣もたぶんけっこう被っている)二冊目を出すということなので、やはり前著は売れたんでしょうね!
あたらしいのは、前著の続編ということか、改訂版ということかのどっちかなんでしょう。(まだ中身見てないのでわかりません←見てから書け)

目次

  • 第1章 社会学でわかる「私」という存在
  • 第2章 社会学でわかる「人間関係」
  • 第3章 社会学でわかる「家族」
  • 第4章 社会学でわかる「会社と仕事」
  • 第5章 社会学でわかる「文化・流行」


ところで [浅野智彦+社会学教科書] といえば、もう一冊、右端の本もありました。
これは文句無く名著だと思うのですが、これはまぁ単に個々の執筆者の力量が高いというだけなので・・・ って、別に文句(?)言うようなことでもないですけども。

そうそう(思い出した)。
社会学に何ができるか』は、『エスノメソドロジー―人びとの実践から学ぶ (ワードマップ)』とか『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学』とかを作ってた時に──「個々の著者の力量まかせ*っていうのじゃなくて、企画と共同作業&編集でもって、この本と勝負できるようなものが作りたいね!」という感じで──かなり強く意識していた本でした。
* なお、「力量」で勝負できる方はしていただいていっこうにかまわないとおもいます。(念のため)