社会言語研究会

@本郷
午前中、法社会学会のEMセッションを見て、そのあと solaへ。
1時間ほどだけ顔を出して、すぐに子守のため帰宅。


■探索本

組織とネットワークの社会学

組織とネットワークの社会学

塩原門下の論文集。
これは捨ててしまったかもしれないな。


過去ログをみたところ、2006年までは持ってたらしいw


ものすごくアレげなことをいっているひとがいるので、もういちど晒しあげておくか。

相互作用論的観点もエスノメソドロジカルな観点も、[‥] 構造決定論にたたない研究方針である。したがって、具体的な社会問題の解決のための構造的把握には有効ではない。たとえば、過労死の問題の解決は日本の企業・職場社会の構造的特徴の把握なしには不可能である。

しかしながら、エスノメソドロジカルな観点は、一定の事例がどうして過労死としてカテゴリー化されないのか、というような問いには有効である。人々は日常的活動を「合理的に」形成していくというようないい方は、現状追認に向かう場合もないわけではない。しかしながら、わが国の企業・職場社会の社会的構造感がどのようにして形成され操作されているのかは、ゆるがせにできない研究課題なのである。[p.188]