日課:統計 パラメトリック検定

44の例題で学ぶ統計的検定と推定の解き方

1. パラメトリック? ノンパラメトリック
  • パラメトリック: 母集団の分布型について仮定(ふつうは正規性)を設ける検定法。
    分布型はパラメータ(平均、分散、標準偏差など)によって表現されるから「パラメトリック」と呼ばれる。
  • ノンパラメトリック: 分布型について仮定を設けない(distribution-free)検定法。
2. 何についての検定?
3. サンプルサイズは?

平均に関する検定・推定のときは、σ(母標準偏差) か s(標本標準偏差) が要るよ。でも、σはふつう不明だよ。

σ不明σ既知
サンプルサイズ大z分布z分布
サンプルサイズ小t分布z分布

演習

  • [2] 平均(母平均と比較値との差)/[3] サンプル大:→6.1
  • [2] 平均(母平均と比較値との差)/[3] サンプル小:→6.2
  • [2] 平均(二つの母平均の差)/[3] サンプル大: →6.3
  • [2] 平均(二つの母平均の差)/[3] サンプル小/等分散: →6.4
  • [2] 平均(二つの母平均の差)/[3] サンプル小/非等分散: →6.5
  • [2] 平均(対応あるデータの二つの母平均の差)/[3] サンプル大: →6.6
  • [2] 平均(対応あるデータの二つの母平均の差)/[3] サンプル小: →6.7



手順

もう一度写経。

2.2 仮説検定の計算手順
  1. 帰無仮説(H0)の設定:
     棄却されることを前提とした仮説を立てる。
  2. 対立仮説(H1)の設定:
     採択されることを前提とした仮説を立てる。
  3. 調査結果の確認:
     調査から得られた標本統計量とサンプルサイズを確認する。
  4. 統計検定量 T の計算:
     多くの検定統計量の公式の中から条件に合った公式(解き方)を選択して、検定統計量 T を計算する。
  5. 棄却域(R)の決定:
     有意水準、片側検定か両側検定かの別、自由度などから、棄却域(=棄却限界値)を決める。
  6. 検定統計量 T と棄却域(R)との大小比較:
     T≧R なら、帰無仮説H0を棄却する。T<R なら、H0を棄却しない。
  7. 結論を述べる \(^o^)/


■GoogleDocs の函数リスト: