佐藤誠三郎(1992/2009)『「死の跳躍」を越えて 西洋の衝撃と日本』

明治維新論集。


「死の跳躍」を越えて 西洋の衝撃と日本

「死の跳躍」を越えて 西洋の衝撃と日本

「新版への解題」(御厨 貴)

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亡くなるまでの数年間、憑かれたように取り組んだ『笹川良一研究──異次元からの使者』(中央公論社)というやや評価の難しい単著のことを忘れることはできないが、ここは先を急ごう。

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幕末・維新期において川路・大久保・岩倉を描きながら「ファナティクス」たちに反転した佐藤は、現代においても知識人・丸山を描きながら、今度は敢えて反知識人・笹川良一に反転してみせたのだ。

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