追記(2022年8月21日):最終案はこちら
趣旨
「一般向け哲学教育・哲学入門」をテーマとする雑誌連載の準備作業として開催する読書会です。
想定参加者
- 高校卒業程度相当の知識と教養を持ち、哲学について知りたいと考えているかた
- 難しくない文章を使って 読む訓練 をしたいかた
- 一般向けの哲学教育に関心のあるかた
概要
- 9月中旬開始。8月中旬参加者募集開始。
- 想定参加者数: オフライン定員15名程度/ほかオンライン+オンデマンド
- 月に一度の頻度。1冊につき三回程度。
- 参加費 2,500円/回程度。(三回通し券 6,600円、六回通し券 12,000円程度)
- 本会は一般向け哲学教育に関心のある哲学専攻者の助力を求めています。哲学分野の博士学位所持者には無料でご参加いただけます。
課題
以下の二つの社会学的観点から、広く読まれている哲学入門書をとりあげて内容を確認します:
- 哲学者たちは、一般向けには、哲学がどのようなものであると呈示しているか
- 哲学者たちは、講読以外のやり方で(~哲学科に進まなかった人たちが)哲学の訓練を行うことについて、どのような具体的アイディアを持っているか
この課題に関連する4つのテーマを設定し、各テーマにつき1〜2冊の選書をおこないます:
- 哲学には特別なテーマがあるのか・特別に哲学的なテーマがあるのか
- 哲学を勉強すると(仕事にとって/生活にとって/人生にとって)どんないいことがあるのか
- 講読以外の哲学演習のアイディアにはどのようなものがあるか
- 哲学にとって対話とはどのようなメディアか
作業課題
タイプの異なる文献それぞれについて、粒度の異なる複数の要約を作成することを会の中間目標とします。
選書候補 ver.4
- 中島義道(1995/2001)『哲学の教科書』 ISBN:4061594818 講談社
- 鷲田清一(2014)『哲学の使い方』 ISBN:400431500X 岩波新書
- 梶谷真司(2018)『考えるとはどういうことか――0歳から100歳までの哲学入門』 ISBN:4344985141 幻冬舎
- 戸田山和久(2020)『思考の教室――じょうずに考えるレッスン』 ISBN:4140818336 NHK出版
- 千葉雅也(2022)『現代思想入門』 ISBN:4065274850 講談社
- 吉田幸司(2020)『「課題発見」の究極ツール 哲学シンキング 「1つの問い」が「100の成果」に直結する』 IISBN:4838730810 マガジンハウス
「(非)哲学の講義」全体のプログラム:哲学の社会学