- タルコット・パーソンズ(1969)、『政治と社会構造』(上/下)、新明正道監訳、誠信書房、1973/1974, ISBN:9784414502060 / ISBN:B000J9I6QW
本日のランチは、偉大なるアメリカ社会学の父・我らが親愛なる20世紀の知的巨人・社会学史上最大最高の小言親爺こと タルコット・パーソンズ師(マンセー!)とともに。
初期から60年代までの折々に書かれた論考を収録した論文集『政治と社会構造』の、第1章「社会の概念」、第2章「近代諸社会についての理論的諸指向」、第17章「政治と社会:若干の一般的考察」の3本。
1&2章は、AGIL図式のおさらいのために収録されたガイシュツ論文の再録。血の気が引くほど退屈。
17章は、ばらばらの時期に書かれた諸論考を無理矢理収めたこの本全体のための、まとめの一章。
この論文集でもっとも頻繁に参照される*1のは、コミュニケーションメディア論である14〜16章、および第8章のミルズ批判だが、──それはまた後日。
将来の俺様のために目次を書き写しておく。
第1部:理論的パースペクティブ
- 著者の序文
- 第1章:社会の概念
- 第2章:近代諸社会についての理論的諸指向
第2部:歴史的諸解釈
- 著者の序文
- 第3章:ナチ以前のドイツにおける民主主義と社会構造
- 第4章:ファシズム運動の若干の社会学的側面
- 第5章:マックス・ウェーバーと現代の政治的危機
- 第6章:統制された制度的変動の問題
第3部:アメリカの政治についての解釈
第4部:理論と政治
- 著者の序文
- 第13章:社会構造および社会過程の政治的側面
- 第14章:政治的権力の概念について
- 第15章:影響力の概念について
- 追補
- 第16章:価値-コミットメントの概念について
- 第17章:政治と社会:若干の一般的考察
*1:というか、昔は参照された。