識者の教示を乞う2:the formal rules that govern it

識者じゃなくてもかまいません。

# hidex7777 『英訳<「知savoir」が”knowledge(savoir)”、「(科学的)知識connaissance」が”knowledge(connaissance)”ですね(笑)。
ちなみに「序論」p.27-8の「認識の歴史」の部分に英訳(the history of knowledge (connaissances))だと訳者注が付いていて、フーコーによるコメントが引用されています。ご参考↓

By connaissance I mean the relation of the subject to the object and the formal rules that govern it. Savoir refers to the conditions that are necessary in a particular period for this or that type of object to be given to connaissance and for this or that enunciation to be formulated.

ご教示スペシャルどうも。
これはどこからの引用なのかしら。
一文目の「the formal rules that govern it」の it は、何を指すんですかね。(subject なのか object なのか。「客体および客体を支配する法則(についての知識)」=〜「ふつうの科学の教科書に載っているような知識内容」ってことですか。)



【追記】20041102 17:30:16
it は the relation ではないか、という説が。(コメント欄参照。)

【追記】
考えてみました@お仕事中。
「formal」という言葉の意味がわからないので、どっちにしてもわからん、というのが暫定的結論ですが。

By connaissance I mean the relation of the subject to the object and the formal rules that govern it.

it = object と解すると:

  • I mean the relation of
    • <the subject> to <the object and the rules>
  • 「connaissance」という言葉で謂っているのは、
    • 主観と<対象>との関係のこと、そして
    • 主観と<対象を支配する形式的法則>との関係のこと、である。

この↑文章の意味は私にはわかりません*w。

* 「<モノを支配する形式的な法則>というのは、たとえば、熱力学の第2法則とか慣性の法則とかメンデルの優劣の法則とかのことですよ」とかと誰かにいわれたら、うっかり「そうですか」と頷いてしまうかもしれませんけど。(なにが「フォーマル」なのか。)
あと、「この文章は要するに、“ここでいう(科学的)知識というのは、モノと法則についての知識のことです”という意味なんだよ。」とかと誰かにいわれたら、うっかり「そうですか」と頷いてしまうかもしれませんが。


it = the relation だと:

  • I mean
    • <the relation (of the subject to the object)> and <the formal rules>
  • 「connaissance」という言葉で謂っているのは、
    • <主体と客体との関係>のこと、そして
    • <主体と客体との関係を支配する formal rules**>のこと、である。

ですか。ていうか「主体と客体との関係を支配するフォーマルルール」てなに...。


いずれにしてもわからんですなぁ。

** 「公式のルール」とかいわないですよね...♥


ともかくも。
どっちみち「savoir と connaissance」の違いは、英訳では(単語の違いでは)表現されてない、というまとめでいいですか?