Liebe als Passion. Zur Codierung von Intimitaet
- 作者: Niklas Luhmann
- 出版社/メーカー: Suhrkamp Verlag KG
- 発売日: 2003/11
- メディア: ハードカバー
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
Love as Passion: The Codification of Intimacy (Cultural Memory in the Present)
- 作者: Niklas Luhmann,Jeremy Gaines,Doris L. Jones
- 出版社/メーカー: Stanford University Press
- 発売日: 1998/07/01
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (15件) を見る
一年かけて読んでるうちに「もう出ないかも」と思われていた邦訳が出るはめに....。鬱だ。
7章の議論の大枠は、第4章で告知された「3つのエポック」のうちの「理想からパラドクスへ」の初期〜中期過程に収まる。
- 〜17c:「理想」
- 17c〜:「パラドクス」
- 19c〜:「自律性(反省性):自己言及性」
6章で扱われた「ガラントリ」が没落し、かわって登場するのは「友愛」。 かつての「実践哲学的=倫理学的」伝統において
「愛」よりも下位に置かれていた「友愛」が地位上昇を果たし、「愛」との競合関係に入るが、やがてやはり没落していく、──というのが7章のストーリー。したがって、没落した「道徳的なもの」が友愛の形で再登場し、再度没落していく、という「道徳的なものの二度にわたる没落」が描かれている事になる。