本日の自己意識

書籍紹介文。「の現在」やめれ。

第9章 システム論的自己形成論?複雑系オートポイエーシスの視点から?(山田剛史)

 京都大学高等教育研究開発推進センター・教務補佐員・学術博士である著者は2年前より、大学生・青年の自己形成を中心とした研究を精力的に遂行し、新進として数々の論文を発表し、現在に至っている。本章では自己形成の問題を俎上に乗せ、複雑系最新のシステム論の観点ノイマン、ジャコブモノー、更にウイナー、プリコジン、アイゲンシュスター、クーリー、ナイサー、N・ルーマンまた、西田幾太郎等々にも言及し、議論を展開しており参考になった。本章は、前記したように、コンピュターシステム開発を実務とし、且つ、システム科学・工学の成果を法社会学方法論の発展に導入した、筆者にも非常に勉強になった。このようなアプローチは大いに有意義であるが、筆者の体験からして、進路は未踏であり、非常に険しい。しかし稔り多き分野であると考える。若き著者の今後更なるご精進と成果を期待申し上げる。

頑張ってください。


さて問題。この文章で「コンピュターシステム開発を実務とし、且つ、システム科学・工学の成果を法社会学方法論の発展に導入した」のは誰でしょう。

自己意識研究の現在〈2〉

自己意識研究の現在〈2〉