価格と共生

昨日のディスカッションで出てきたので、ちょっと考えてみた。


「価格」は〈もの:指示されるもの/価格:指示するもの〉が結びあわされた形式。では、メディアは?
社会の経済isbn:4830940395

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共生@スーパー大辞林

異種の生物の共存様式。普通、二種の生物が互いに利益を交換して生活する相利共生をさす。アリとアリマキ、ヤドカリとイソギンチャク、根粒バクテリアマメ科植物など。

共生@Wikipedia

共生(きょうせい・Symbiosis、元の用字は共棲)とは、他の生物から養分や危険からの保護などの利益を得る代わりに、その生物にとって何等かの利益を提供するといった、異なる生物種間の相互依存関係のことを指す。[‥]

共生の分類

通常、共生は、以下の三つに分類される。

  • 相利共生(そうり - ) … 双方の生物種がこの関係で利益を得る場合
  • 片利共生(へんり - ) … 片方のみが利益を得る場合
  • 寄生(きせい) … 片方のみが利益を得、相手方が不利益を被る場合

しかし、後に詳しく述べるように、これらの3つの状態は連続しており、どれかひとつに定めることの難しい関係も多い。
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リン・マーギュリスの共生説

リン・マーギュリス(Lynn Margulis,1938年‐)は真核生物の細胞内にあるミトコンドリア葉緑体は、細胞内共生をしていた細菌が起源であるという説を提唱した。これらの細胞小器官は独自のDNAを持つことから、1970年代以降この説は広く受け入れられている。詳細は細胞内共生説を参照せよ。

細胞内共生説@Wikipedia

細胞内共生説とは、1970年マーギュリスが提唱した、真核生物細胞の起源を説明する仮説。ミトコンドリア葉緑体は細胞内共生した他の細胞(それぞれ好気性細菌、藍藻に近いもの)に由来すると考える。

ミトコンドリア葉緑体などの細胞小器官はその形態から共生由来ではないかとする考えが古くからあったが証拠はなかった。その後、これらの細胞小器官を囲む生体膜は二重であることが明らかとなり、好気性細菌や藍藻が細胞外から取り込まれそれらの膜が残ったと考えればそれらの機能からも説明しやすいことから、この説が提唱された。さらにこれら細胞小器官は独自のDNAを持ち、転写・翻訳機構が原核生物に類似する、またより新しい時代に藍藻が細胞内共生したと考えられる生物も存在する、といった証拠から支持者が増加した。

ミトコンドリアが真核細胞を基礎づけている」なんて謂わないように、「暴力が権力を基礎づけている」とか「性愛が愛を基礎づけている」とか「知覚が学的コミュニケーションを基礎づけている」なんて謂わなくてよいとおもいまーす。


ところで「共生メカニズム」という語は『社会システムたち』では まだ(?)使用されているね。