佐々木 敦(2009)『ニッポンの思想』

哲学入門読書会第10期の課題図書、『構造と力』の参考図書。

ISBN:4480439145

  • プロローグ 「ゼロ年代の思想」の風景
    • はじめに
    • ゼロアカ」の風景
    • 本書のキーワードその1 「パフォーマンス」
    • 本書のキーワードその2 「シーソー」
    • 本書のキーワードその3 「プレイヤー」
    • 本書のキーワードその4 「思想市場」
  • 第1章 「ニューアカ」とは何だったのか?
    • すべては『構造と力」から始まった
    • 朝日新聞の誤植
    • ニューアカ」現象は、なぜ起こったのか?
    • 「政治の時代」のあとで
    • 現代思想」とは何か
    • ニュー「アカデミスム」?
    • イメージとしての「アカデミズム」
    • 専門知という信用保証
    • 脱領土化
  • 第2章 浅田彰中沢新一―「差異化」の果て
    • 浅田彰: 「逃走」する「知」のカリスマ
    • 『構造と力』
    • 「処世術」への変換
    • 三段階説
    • 脱コード化の困難
    • 不幸な遊戯
    • 「外ヘ出よ」
    • 『逃走論』
    • 中沢新一:『チベットモーツァルト
    • 超越者なき神秘主義
    • 「スタート以前」か「ゴールの先」か
    • クリステヴァへの異議
    • 『雪片曲線論』
    • 二人の対立軸
    • 「二元論」を乗り越える
    • 「消費社会を肯定する論理」という誤解
    • 子供の資本主義
    • ニューアカ」の悲喜劇
    • 「わかりたいあなた」のためのチャート、マップ、カタログ
    • 「難解-明解」の往復運動
  • 第3章 蓮實重彦柄谷行人―「テクスト」と「作品」
  • 第4章 「ポストモダン」という「問題」
  • 第5章 「九〇年代」の三人―福田和也大塚英志宮台真司
  • 第6章 ニッポンという「悪い場所」
  • 第7章 東浩紀の登場
  • 第8章 「動物化」する「ゼロ年代
  • 第9章 ストーリーを続けよう?(On with the Story?)
  • 第10章 二〇二〇年代の「ニッポンの思想」