哲学入門読書会第10期の課題図書です。
ISBN:4326151285

第1章だけ異常に長いが、初出一覧をみると、雑誌連載4本分をまとめたようである。これに気づかないで挫折した人が多そう。
- 本書の構成について
- 序に代えて 《知への漸進的横滑り》を開始するための準備運動の試み――千の否のあと大学の可能性を問う
■I 構造主義/ポスト構造主義のパースペクティヴ
- 第一章 構造とその外部 あるいはEXCESの行方――構造主義の復習とポスト構造主義の予習のためのノート
- 1 ピュシスあるいは生命の世界 044
- 2 カオスあるいは錯乱せる自然 048
- 3 象徴秩序 恣意性・差異性・共時性 055
- 4 間奏曲 064
- 5 交換と《贈与の一撃》 067
- 6 象徴秩序とカオスの相互作用 096
- 7 《女》について 122
- 8 《近代》について 129
- 9 むすび あるいは はじまり 140
- 第二章 ダイアグラム――ヘーゲル/バタイユの呪縛から逃れ出るための
- はじめに 142
- 1 構造 144
- 2 構造とその外部──弁証法的相互作用 147
- 3 機械・装置・テクスト:二元論からの脱出 156
- おわりに
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■II 構造主義のリミットを超える――ラカンとラカン以後
- 第三章 ラカン 構造主義のリミットとしての
- 1 個と対 166
- 2 相互性と双数性
- 3 想像界と象徴界 179
- 4 構造とその外部 187
- 5 構造と力 199
- 第四章 コードなき時代の国家――ドゥルーズ=ガタリのテーマによるラフ・スケッチの試み
- はじめに 202
- 1 コード化・超コード化・脱コード化 204
- 2 三段階図式と歴史 214
- 3 原国家と近代国家 220
- 4 エタとナシオン 228
- 第五章 クラインの壺 あるいはフロンティアの消滅
- 1. 内と外:二元論の神話 232
- 2. クラインの壺:二元論の終焉 240
- 3. 都市的なるものをめぐって 249
- 第六章 クラインの壺からリゾームへ――不幸な道化としての近代人の肖像・断章
- 1 ふたつの教室 260
- 2 近代の不幸な道化 263
- 3 砂漠へ 276
- あとがき
- 初出一覧
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初出
第1章については、1981年2月に執筆との注記がある。つまり第1章を書いてしまってから他の章を書いた、ということ。でもなぜそれを書く必要があったの?

第1章「構造とその外部 あるいはEXCESの行方」

1 ピュシスあるいは生命の世界 044
2 カオスあるいは錯乱せる自然 048
4 間奏曲 064
5 交換と《贈与の一撃》 067
6 象徴秩序とカオスの相互作用 096
7 《女》について 122
8 《近代》について 129
9 むすび あるいは はじまり 140