社会理論研究会にてピアレビューしていただく。@江古田
構造の二義性について高高度にて激論に。
おまえらそんなことどうでもいいからどうすれば査読に通るか一緒に考えてくれよ(泣
数時間の目的地不明なディスカッションを経て、問われていることが、
- 〈ルールが開く可能性の空間〉と〈可能性の空間を開くルール〉との違い(と関係と呼び名など)
について であることが判明。
おそらく問われている我々の側だけでなく、問うている側も、そこが焦点であることはあとから分かったのではないか。まぁ議論とはそういうものか。
我々の答えは──このように定式化してさえいただければ!──簡単で、
- 〈ルール〉と〈ルールが開く可能性〉は切り離せないよ(=構成的だよ)
‥‥と。 もっとも、このあたりをきちんと分節化しておくことは、「ルールの記述は、なぜどのように 〈社会システムの構造〉の記述であるといえるのか」という問いの敷衍(or 回答準備)にはなりそうだ。
ところで、なんでこれがこんなに捩れて問題になるかというと、それはもともと(初期)ルーマンが「 →構造→要素」という二段階選抜の構図で事柄を考えていたからで、議論(をささえる発想)が、そこにどうしても引きずられてしまうから‥‥じゃないかしら。と話しながらおもったんだけど、じゃぁ「転回」以降のルーマンはそこをどう考えてたの?ってのはこれまたむつかしい話ですよ。
そこをさておくと問題は、「じゃぁどこをどう間違えるすると、〈 →構造→要素〉みたいな絵が出てくるの?」というところにあるんじゃないかという話になるが、そのように問いを立てる場合はもはや「ルーマン理論」の枠から外に出てしまっている可能性も高いところが切ない。
ところでアマゾンさまは「江古田」をキーにこの本を出す。
- 作者: 瀧波ユカリ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: コミック
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