夕食。
isbn:4255003254
- 『MiND――心の哲学』@哲学の劇場 http://www.logico-philosophicus.net/works/002_Mind.htm
とにかく訳者(と編集者)のひとたちは本が好きなのである。その愛に胸を打たれる。(装丁につけ訳注のつけ方につけ(以下略)。) で、俺はそんなには好きじゃないのだと気づく。いやはや。
■非法則一元論(デイヴィッドソン)について [p.106-107]
- ステップ1 心的現象と物理的現象のあいだには因果関係がある。
- ステップ2 原因と結果としてかかわりあう出来事がある場合、かならずそれらの出来事は、厳密で決定論的な因果法則に支配されているはずである。
- ステップ3 だが、心的なものと物理的なものにかんしては、そのように厳密な決定論的な因果法則は存在しない。(心理・物理学的法則は存在しない。) したがって、
- ステップ4 結論。いわゆる心的な出来事はすべて物理的な出来事である。
(‥) 心的な出来事は、ある記述のもとでは心的だが、別の記述では物理的でもある。(‥)
心理学的な科学のテーマになる問題は、物理学で得られる普遍的な法則ではけっして記述できない。(‥) 人がそうした問題を理解するさいに使う心的な記述は、物理的な記述に基づいて理解される物理的な現象と、法則のような仕方ではかかわっていない[=タイプ的同一性はない]からである。
したがって????