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ルーマン・フォーラム オフライン:ニクラス・ルーマン『社会の道徳』合評会

道徳・倫理学は、社会学者ニクラス・ルーマンが繰り返し検討した主題ですが、この主題に関する主要な既発表論考を まとめたものが本書です。 翻訳が刊行されたのを期に、政治思想史・倫理学分野の評者を招いて合評会を開催します。 開催日時: 2015年10月12…

借りもの:特集・田村哲樹

7/30 まで。 いつ開催できるか一向にめどが立たない『社会の政治』合評会へ向けた準備のために。 デモクラシーの擁護 ―再帰化する現代社会で―作者: 宇野重規,田村哲樹,山崎望出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2011/12/20メディア: 単行本購入: 4人 ク…

借りもの:特集・田村哲樹

7/29 まで。 いつ開催できるか一向にめどが立たない『社会の政治』合評会へ向けた準備のために。 クラウス・オッフェ(2004→2009)『アメリカの省察―トクヴィル・ウェーバー・アドルノ (サピエンティア)』 田村哲樹(2002)『国家・政治・市民社会―クラウス…

ルーマン『プロテスト』合評会

ルーマン・フォーラム、第11回めのオフライン研究会です。要事前申込み。 詳細:http://socio-logic.jp/luhmann_forum/lrev11protest00.php 開催日時: 2013年12月08日(日) 午後 開催場所: 山手線内あるいは周辺(会場そのほかの詳細は「合評会ML」にて…

かりもの:井関『ドイツを変えた68年運動』

2005年刊行。 返却日は2013年7月12日。 ドイツを変えた六八年運動 (ドイツ現代史)作者: 井関正久出版社/メーカー: 白水社発売日: 2005/07/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る http://www.hakusuisha.co.jp/detail/…

ルーマン・フォーラム オフライン:ニクラス・ルーマン『社会構造とゼマンティク1』合評会

2011年8月に開催した『社会の科学』合評会(id:contractio:20110807)につづき、今回は 9月に翻訳が刊行された『社会構造とゼマンティク1』を取り上げます。 ニクラス・ルーマン晩年の著作の翻訳刊行が続々と進んでいます。ここまでのところ、後期著作の…

ルーマン・フォーラム『社会の科学』合評会の配布資料公開

8月7日に開催した、ルーマン・フォーラム『社会の科学』合評会(id:contractio:20110807)の配布資料を公開しました。 http://socio-logic.jp/#gapiyon 川山竜二さん: http://socio-logic.jp/lrev_wdg_kawayama.php 関谷 翔さん: http://socio-logic.jp/lr…

ルーマン・フォーラム オフライン:ニクラス・ルーマン『社会の科学』合評会

『社会の理論』シリーズを中心とする ニクラス・ルーマン晩年の著作の翻訳刊行が続々と進んでいます。今回のルーマン・フォーラム オフライン研究会では、そのうちの『社会の科学』をとりあげ、訳者である徳安彰さん(法政大教員)をお招きして合評会形式で…

「スペンサー・ブラウンなんていらない?」追記

2000〜2001年ころに ルーマン・フォーラムでやっていた、スペンサー=ブラウンについての議論。 その一部だけを WEB公開していましたが、さっき10年越しの追記をしましたよ。 http://socio-logic.jp/lforum20011026.php

検討会(報告要旨)再訪/再考:〈記述的論証理論/規範的論証理論〉なる対比について

上掲報告要旨たちを割り付けしつつ考えたことのメモ。阿部さんからは、次の質問が提出されていたのだった。 今後ルーマン派はどう 規範性Normativität 問題にとりくんでゆくのだろうか? http://socio-logic.jp/lrev10mouri03.php#toc3 念のために、あたりま…

(2009-08-10)【著者さんと】ルーマン・フォーラム:毛利康俊論文集合評会【語ろう】

2009年8月10日に開催した「毛利康俊論文集(出版前)合評会」の配布資料公開を追加(id:contractio:20090810#p1)。 毛利康俊 『法秩序論のルーマン』序章案(仮題、勁草書房近刊) 阿部信行 評「コメント――[毛利1995][毛利1997]を中心に」 - ルーマン・フォ…

(2009-08-10)【著者さんと】ルーマン・フォーラム:毛利康俊論文集合評会【語ろう】

恐ろしく久々のウェブ更新。 2009年8月10日に開催した「毛利康俊論文集(出版前)合評会」の配布資料を(今更ながらに)準備中です(http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090810#p1)。 いくつか作業&許諾取得が済んでいるものがあるので、それから公開しま…

【著者さんと】ルーマン・フォーラム:毛利康俊論文集合評会 参加者募集中【語ろう】

http://socio-logic.jp/luhmann_forum/lrev10mouri01.php ルーマン・フォーラム「著者さんと語ろう」シリーズ、今回は毛利康俊さんでございます。要事前申し込み。 毛利康俊論文集合評会 次のルーマン・フォーラム オフライン研究会では、現在、毛利康俊さん…

大森(2009)「政治と行政の区別に関する一考察」

大森貴弘(2009) 「政治と行政の区別に関する一考察 ──ルーマン理論における政治システムの内部分化について」 早稲田法学会誌 59(2) はじめに I ルーマンのシステム分化図式における議会の位置づけの変遷 II ヤン・フーゼによる政治システムの捉え方および…

大森(2008)「権力分立論における政党の位置」

大森貴弘(2008) 「権力分立論における政党の位置 ──三たびニクラス・ルーマンのシステム理論に着目して」 早稲田法学会誌 58(2) はじめに I キングとソーンヒルによる政治システムの捉え方 II 初期ルーマンから後期ルーマンへの変遷について III 権力分立…

大森(2007)「民主制における権力循環」

大森貴弘(2007)「再びニクラス・ルーマンの権力分立論──民主制における権力循環」早稲田法学会誌 57 はじめに──本稿の目的・対象領域および理論領域 I 初期ルーマンにおける政治システムの原像 II 中期ルーマンにおける政治システム像 III 後期ルーマンに…

大森(2006)「ニクラス・ルーマンの権力分立論」

再訪。 大森貴弘(2006)「ニクラス・ルーマンの権力分立論──グローバル・コンテクストにおける応用可能性」早稲田法学会誌 56 はじめに──本稿の目的・対象領域および理論領域 I 「政治的憲法」における権力分立論 II オートポイエティック・ターン III 「進…

いただきもの:大森「ニクラス・ルーマンの権力分立論」

承前:http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090420#p3ようやく入手。 大森貴弘(2006)「ニクラス・ルーマンの権力分立論──グローバル・コンテクストにおける応用可能性」早稲田法学会誌 56 大森貴弘(2007)「再びニクラス・ルーマンの権力分立論──民主制に…

(20090810)【( ´∀`)著者さんと】毛利先生を励ます会【語ろう(°∀°)】

ルーマン・フォーラム「著者さんと語ろう」シリーズ、次回は毛利康俊さんでございます。要事前申し込み。 http://socinfo.g.hatena.ne.jp/contractio/20090810 次のルーマン・フォーラム オフライン研究会では、現在、毛利康俊さんが出版準備を進めておられ…

ブプナー「実践哲学のルネッサンス」

承前:http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090527#p2 ひとつ忘れていた。 第5章 実践哲学のルネッサンス(1976) 実践哲学の組織区分 アリストテレスの現代性 プラトンとアリストテレス カント対アリストテレス 構成主義の実践的拡張 修辞学と実践哲学 新…

システム合理性: 選択の首尾一貫性/反省

ブプナーの議論にもう少しつきあってみたい気はするのだが、目下の作業目標にとって 迂回にもほどがあるのでやめておく。 ともかくも、「複雑性」論文に見て取れるように(id:contractio:20090521#p1)、ルーマンは、「正義」概念を、「システム合理性」とい…

ブプナー本探索

現代哲学の戦略作者: リュディガー・ブプナー,加藤尚武,竹田純郎出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1986/03/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (3件) を見る 超越論哲学と分析哲学―ドイツ哲学と英米哲学の対決と対話作者: D.ヘンリッヒ,…

ブプナー「解釈学の科学論上の役割」「探求の論理の弁証法的諸要素」

承前: http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090521#p1 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090524 ついでに「解釈学」論文とポパー批判論文も再読してみた。こっちは どちらもよい出来。 てことで、ルーマン批判論文のダメさが いっそう際立つ。 弁証法と…

ブプナー「科学論とシステム概念──ニクラス・ルーマンの立場とその由来──」

発見。承前:http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090521#p1。おそらく20年ぶりくらいに読んだ。1973年出版の論文集に掲載された小論。 ブプナー32歳。フランクフルト大の教授になった年。論文集の目玉はポパー批判論文(70頁弱)だが、刺身のつまとしてルー…

〈ミクロ/マクロ〉|〈相互行為/全体社会〉???

人様に複写していただいた論文をありがたく読むスレm_(. _ .)_m 承前:http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090419#p2 Luhmann (1980→1981) Kommunikation über Recht in Interaktionssystemen Luhmann (1981) Communication about Law in Interaction Syste…

ルーマン『社会学的啓蒙2』複雑性・合理性

Soziologische Aufklaerung 2: Aufsaetze zur Theorie der Gesellschaft作者: Niklas Luhmann出版社/メーカー: Vs Verlag Fuer Sozialw.発売日: 2005/02メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (16件) を見る 社会システムと時間論―社会学的啓蒙 ニク…

キング&ソーンヒル『法政論のルーマン』

つづき。Niklas Luhmann's Theory of Politics and Law作者: M. King,C. Thornhill出版社/メーカー: Palgrave Macmillan発売日: 2003/09/16メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (6件) を見る第2章目次 章立て/第1章見出し:id:contractio:20080…

ルーマン『社会の法』:正義・決定の一貫性・冗長性

つづき。 asin:458800767X / ISBN:9784588007682 / http://socio-logic.jp/baba/preview/recht.php 承前 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090507#p2 第8章「論証」 《法解釈学》登場箇所 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090508#p1 第8章「論証」 …

ルーマン『社会の法』第5章「偶発性定式としての正義」

つづき。 『社会の法〈2〉 (叢書・ウニベルシタス)』http://socio-logic.jp/baba/preview/recht.php 承前 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090507#p2 第8章「論証」 《法解釈学》登場箇所 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090508#p1 第8章「論証」…

ルーマン『社会の法』第8章「法的論証」インデクス

つづき。そろそろ 10周 20周 を超えた。 『社会の法〈2〉 (叢書・ウニベルシタス)』http://socio-logic.jp/baba/preview/recht.php 承前: http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090507#p2 「法解釈学」登場箇所 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090508#p…