道徳・倫理学は、社会学者ニクラス・ルーマンが繰り返し検討した主題ですが、この主題に関する主要な既発表論考を まとめたものが本書です。
翻訳が刊行されたのを期に、政治思想史・倫理学分野の評者を招いて合評会を開催します。
- 開催日時: 2015年10月12(月・祝)
- 開催場所: 山手線内あるいは周辺(会場そのほかの詳細は「合評会ML」にて告知します)
- 評 者: 加藤哲理(名古屋大学/政治思想史)、奥田太郎(南山大学/倫理学)
- ゲスト: 馬場靖雄(大東文化大学/社会学、訳者)
- 参加費: 無料
- 主催: ルーマン・フォーラム
- 対象文献:
- 作者: ニクラスルーマン,Niklas Luhmann,馬場靖雄
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2015/04/28
- メディア: 単行本
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- 作者: ニクラスルーマン,Niklas Luhmann,高橋徹,三谷武司,赤堀三郎,阿南衆大,徳安彰,福井康太
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2013/11/26
- メディア: 単行本
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- 第五章「道徳の反省理論としての倫理学」
参加申込
※参加希望者は
- 氏名
- Googleアカウント
- 所属と専攻(あるいは関心)
- 自己紹介*
- 懇親会参加希望の有無
を書いて、件名を「『社会の道徳』合評会参加希望」としたメールを 宛てにお送りください。
* ルーマン・フォーラム案内掲載内容に準じてください。
※合評会参加のためにルーマン・フォーラムへ登録する必要はありません。
評者、ゲスト プロフィール
加藤哲理さん(名古屋大学法学研究科 教員/西洋政治思想史)
- [研究関心] ハンス=ゲオルグ・ガーダマーの哲学的解釈学から実践ないし政治哲学を抽出する作業をしてきましたが、最近では異なった伝統や文化に帰属する人々の真の「地平の融合」を可能とするような、超越的次元や根源的実在の探求へとむしろ関心を移しています。そこでまず研究の礎におこうと思っているのは、西洋思想史における「神秘道(Mystik)」の伝統ではありますが、そこから、政治思想史を「精神史」から聖性の顕現の痕跡としての「霊性の歴史」へ、政治理論を存在論的次元における対話を通じた種々の思想や哲学の「共時的構造化」の試みへと体系的に昇華できないだろうか、などという遠大なことをおぼろげながら考えております(そのまえに寿命がきてしまうでしょうが)。
- [最近の業績]