ありがとうございます。
卒論から数えて15年くらいでしょうかね。永らくこの日を待ってたぜ。
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第1章 形而上学・学問論・記述的心理学――『論研』の背景
- 『論研』の課題は学問論と記述心理学だよ。
- フッサールが「認識論」という言葉のもとで何を考えていたのかを検討すると、この課題にたどり着くよ。
論研直前のフッサールの課題。
- 問題1:客観的表象(無時間的)と体験(時間的)の関係
- 問題2:客観的表象と対象の関係
問題1には「スペチエス」説が与えられた。問題2には答えられなかった。
第2章 論理学の性格をめぐる考察――『論研』第1巻(1)
まとめ:フッサールは心理主義と反心理主義の双方を批判したよ。
- 前者に対して:論理法則はアプリオリな規範だよ
- 後者に対して:論理法則は本質的には記述的だよ
第3章 学問論としての純粋論理学と哲学者の仕事――『論研』第1巻(2)
まとめ:哲学者の二つの仕事
- 課題1:明証的判断としての認識という体験を現象学的に分析し、それによって論理学の基本概念を解明すること
- 課題2:客観的認識論の対象を命題間の根拠づけの領分を超えて拡張し、一般的な形式的認識論へと仕上げること