計量社会科学入門@統計数理研究所
大先生の講義がいちまんえんで聞けるというのでいってきたよ。大先生は後半戦にならないと出て来ないらしいよ(泣。
初回である本日の講義は ほぼ「ガイダンス」だったわけですが、「本筋」がどこにあるのか たいへんわかりにくいものでありました。
- ごにょごにょいいすぎ。
- いいわけしすぎ。
- 「これはあまり関係ないのですが」というなら、関係ない話はしない。
- 「細かい話なので忘れてもらっていいのですが」というなら、細かい話はしない。
- 「本筋から外れますので」というなら、本筋から外れた話はしない。
- 「よく知らないんですが」というなら、よく知らない話はしない。
──あなたのちょっとした勇気で 沢山のひとの命が救えます。
俺は途中 何度も睡爆しそうになったよ。
あとから(=帰宅車中にて)振り返ってみたところ、おおむねこのような話を「本筋」としたかったのだろうと推察される。
■メモ:
- 「確率・統計」っていうけど、確率と統計はもともとは関係ない。
- 数えて集めたデータの特徴をみるための技術が「統計」。
- この連続講義では、1-3 で記述統計、4-5 で推測統計(、残りの5回でもうちょっとモダンな話)をやる。
- 「データの特徴をみる」のが統計学の仕事だから、図表化が大事。
- データの種類には、〈離散データ/連続データ〉|〈量的データ/質的データ〉がある。
- (略)
- データの特徴の読み方の初歩は、比をみたりソートしたりすること。
- 対数軸を使うとよいデータもある。(ex. 経済学における「弾力性」、経験曲線、効用関数)
- データが大量になるとそれじゃ間に合わない。→まずは度数分布をみる。
ほんとはこの先に、「ローレンツ曲線」「パレート図」「ジニ係数」の話をする筈だった(ようだ)が、ここ↑までで2時間半おわってしまったよ(涙....。
教科書・参考文献
- 松原『ゲームとしての社会戦略―計量社会科学で何がわかるか (丸善ライブラリー)』
- 松原『社会を読みとく数理トレーニング―計量社会科学入門』
- 松原『計量社会科学』
- クロスビー『数量化革命』