はてな と シノドスでもお馴染み(!)の 筒井淳也さん主催の研究会。
日本社会学会大会の翌日にやった第一回(id:contractio:20110919)に引き続き、二回目です(3年間にわたって開催の予定)。
要事前申し込み。
会場はそんなに広くないみたいなので、お申し込みはお早めにどうぞ。
筒井さんの関連エントリ:
筒井さんによる第一回研究会の後日談
人文学・社会科学における質的研究と量的研究の連携の可能性 第二回研究会
現在の社会学およびその周辺領域では、いわゆる質的研究と量的研究の連携がスムーズに進んでいるとは言えず、むしろ研究プロジェクトは「質と量」で別々に動いているケースが目立ちます。本研究会ではこのような現状を鑑み、質的研究と量的研究の性質について、それぞれの研究実践がいかにして知識の妥当性を確保しているのかについて根本から議論するものです。http://d.hatena.ne.jp/jtsutsui/20120131/1327938794
日時・場所等
報告
- (1) 前田泰樹(東海大学) 「行為の記述・経験の記述:質的研究とエスノメソドロジー」
「量的/質的」研究という区別のもとで分類がなされるとき、後者には、多くの考え方が便宜的に含まれることになりますが、そのすべてが、少なくとも第一義的な規定としては、「質的」であることに重きを置いているわけでもありません。エスノメソドロジーもまた、このような複雑な現状に置かれている考え方の1つです。本報告では、実践に参加している人びとが、どのように行為を理解し、どのような経験をしているのか、について記述する研究として、エスノメソドロジーの考え方を紹介します。本報告が、他の考え方との接点をさぐる、たたき台となれば幸いです。